2012年9月のお話です。学生時代の二人旅、三日目。
静岡は焼津から、東海道線を西へ。
ただまっすぐ帰るのではなく、
2012年9月5日(水)
理由は詳しく覚えていませんが先に浜松に立ち寄ったようです。
大井川鐵道の列車の時刻が合わなかったのか、静岡土産の調達か…
静岡地区の東海道線は211系が幅を利かせています。
短編成ですが平日だったためかさほどの混雑は見られませんでした。
浜松から東に戻って40分ほど。
また行っても維持していてくれたらいいなあ。
大井川鐵道はJR東海道本線の金谷から千頭まで39.5kmの大井川本線と、
千頭から井川まで25.5km、アプト式区間を含む山岳路線で客車列車で運行される井川線からなる鉄道です。
今回は大井川本線で運行されるSL列車を撮影すべくやってきました。
日常的にSL列車が運行される貴重な鉄道です。
金谷駅から乗車したのは元南海のズームカー21000系。
大井川本線で運行される電車は全て関西の私鉄からのお下がりです。(当時)
沿線には静岡らしく茶畑が広がります。
列車はその中をゆったり、かと思えば意外としっかり速度を出して進みます。
古くてよく揺れるので体感的な速さかもしれません。
大井川を渡ります。
この鉄橋を渡ると川根温泉笹間渡駅。
そしてこの鉄橋で写真を撮ろうと思います。
この写真を振り返って反対側に川根温泉があります。
金谷から40分ほど。川根温泉笹間渡駅に到着。レトロな車両です。
これまた駅も渋い。しっかりした木造駅舎です。
ポイントに到着。続行でSL急行がやって来ます。練習電なし!
かっこいい!!
ごつい!!C11!!
SL急行『かわね路』号、走り去っていきました。
SLと旧型客車の組み合わせ。いま何年だって話ですが、
10年近く経った現在も変わらず見られるということで…恐るべし大井川鐵道。
トーマスとコラボしたりしてますます集客しているとか。
このあと、温泉にでも入ればよかったんですが、
次の電車で川根温泉をあとにして折り返しました。
旧客にも乗りたかったんですが、予算の都合で断念。
乗り鉄的にも中途半端になってしまいました。
帰りも元南海21000系。同じ車両の折り返しでした。
元近鉄の特急車にも乗りたかったなあ。
また近いうちに乗りに行かなければ。(もうすぐ10年経過)
大井川鐵道を四分の一くらい満喫したところで、帰路につきます。
浜松を超えたところに、この年のダイヤ改正前まで飯田線で活躍していた119系が
大量に留置されていました。
浜名湖を渡ります。
豊橋で乗り換える際、時間が合ったので買いました。
ちょっと遅めのお昼ごはん。美味しかったです。
16時41分、名古屋に到着。
当初はこのまま東海道線を西進する予定だったのですが、
通ったことのない関西本線経由にそれることになりました。
すぐの連絡の亀山行き普通列車に乗車。
快速列車に乗れば名古屋の次の停車駅が桑名です。
複線の近鉄線に対しJRは単線のため行き違い停車が頻繁にあります。
意外にも所要時間はほぼ互角ですが、優等列車の運転本数では圧倒的に近鉄に軍配が上がります。
JRの伊勢方面の優等列車は四日市の先の河原田駅から分岐する伊勢鉄道線を経由し
ショートカットして津・松阪方面へ向かいます。
名古屋から1時間20分で亀山に到着。
関西本線のJR東海・西日本の境界駅であり、ここから先非電化となります。
(加茂駅で撮影)
この車両が出てくるだけでローカル線色が強くなりますが、
実際にそうみたいで、沿線は山間部です。
加太~柘植には加太超えと呼ばれる峠があり、
すでに日没していたのでエンジンの唸りだけが急勾配を物語っていました。
草津線が分岐する柘植から加茂までの間は関西近郊大回り乗車に定番として
含まれる区間で何度も乗車したことがあります。
木津川沿いに走り京都府に入って加茂駅へと到ります。
関西アーバンネットワークに含まれる区間です。
写真が既に懐かしいですが森ノ宮の103系8両編成の区間快速で大阪へ。
関西線経由では名古屋から約4時間半で大阪へ帰ってきました。
飯田線、身延線、そして大井川鐵道と魅力的な路線にたくさん乗れて良い旅でした。
学生時代ならではの気ままな旅でしたね。
さて、次週の更新からは時を戻して最近の旅の模様を。
お楽しみに。