Local bound for…

各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

諏訪湖の御神渡りと小海線。【雪に埋もれる旅2018①】

 

今年の冬はあまり寒くならなかったので、

とびっきり寒かった過去の冬の旅の様子をお届け。

 

2018年のお話です。

特急『しなの』で真冬の諏訪湖へ前乗り。

全面氷結した諏訪湖を眺めたのち、長野・新潟県の豪雪地帯を巡る旅。

ちょっとなつかしい車両も出てきますよ。

 

 

2018年2月16日(金)

 

名古屋方面から特急『しなの』と普通列車を乗り継ぎ下諏訪駅に到着。

なぜか当時の自分、途中の写真を一切撮っていません。

 

ここから上諏訪駅方面へ諏訪湖沿いを歩きます。

 

 

 

下諏訪駅から南下して、諏訪湖とご対面。

 

 

 

 

 

お~~。湖に氷が張っています。

…というか、氷がぶつかって上に盛り上がっています。

これがあの、『御神渡り』と同じ現象では?

 

 

諏訪湖の『御神渡り』とは、諏訪湖が全面氷結した際に

昼夜の寒暖差によってできる氷の裂け目がぶつかり合ってせり上がったものが

30cmから時に1mを超える氷の山脈となって筋になる現象のことです。

諏訪湖を挟んで南北にある諏訪大社上社から下社への神様の道筋ともいわれています。

近年は温暖化の影響もあってか見られる年が少なくなっているようで、

この2018年以来、御神渡りは見られていないとのことです。

 

 

 

この年の『御神渡り』初観測から日が経っていて大きいものは近くで見られません

でしたが、神秘的かつここでしか見られない現象を早速見ることができました。

 

湖岸も凍りついています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメラで遊んでみる。

 

 

 

これも小さな御神渡り

 

 

 

 

 

上諏訪駅近くのホテルにチェックインし、こんどは諏訪湖を上から眺めます。

 

 

 

 

コミュニティバスで高台へ。

 

 

立石公園からの眺め。

日が落ち始める絶妙タイミング。

 

 

 

雲が多すぎて夕焼けとはなりませんでした。

 

 

 

 

日没。(ミニチュア風)

 

 

 

 

 

 

この間、約2時間。 寒かった~。

 

帰りは歩いて上諏訪駅まで下りました。

 

 

 

 

 

 

2018年2月17日(土)

 

翌朝も少しだけ諏訪湖沿いをお散歩。

 

朝は気温が低いので絵面が余計に寒そうです。

 

 

上諏訪駅にやってきました。

写っているのは、ここ上諏訪駅から飯田線を経由して遠く豊橋駅への列車。

この年のダイヤで豊橋駅到着は7時間後の16時16分。おそろしい…。

 

E257系の特急『あずさ』8号で小淵沢へ。

 

まだ中央本線の特急が全車指定席化される前で、自由席特急券でちょい乗りです。

 

約20分で小淵沢に到着。

すぐ連絡の小海線に乗り換えます。

 

 

JR小海線の旅

キハ110系の普通 小諸行きに乗車です。

2両編成で、車内は各ボックスに1人程度の乗車率であったと記憶しています。

 

JR小海線は、山梨県小淵沢駅から長野県の小諸駅まで78.9kmを結ぶ

ローカル線。八ヶ岳の東南側麓を走行することから「八ヶ岳高原線」の愛称が

付けられています。路線の南半分は標高1000m以上を走行する高原鉄道。

そんなJR小海線に、JRで一番の標高に存在する駅がありますので、

下車してみました。

 

 

野辺山駅小淵沢から35分ほどで到着します。

標高は1345m。小淵沢駅の標高が886mですので、(それでも高いな)

450mほど更に上がってきたことになります。

途中、かなりの急勾配であったようで、キハ110系をもってしてでも

きつそうな走りでした。

 

駅舎。おしゃれな造りとなっています。

 

次の列車まで1時間半ほどあるので散策してみました。

 

周りは畑のような何か。雪に閉ざされています。

駅の南側にJR線の最高地点(1375m)があるのですが、2km以上離れているようで

心が折れてしまいました。そして寒い。

 

駅北側の踏切より駅を望みます。

 

駅前にある公園にやってきました。

小高い丘のようになっています。

 

 

このシチュエーションは平岸高台公園を思い出しますね。

 

雪だるまが作ってありました。

 

 

駅に戻ってきました。最高駅を示す標柱。

 

駅舎の中。

ICカードエリア内のようで、簡易改札機がある他、

当時はみどりの窓口が営業していて、来駅記念のスタンプがありました。

 

駅名標小海線独自のものになっています。

 

ホームにも最高の駅であることを示す標柱。

 

先に小淵沢行きの列車がやってきました。

世界初のハイブリッド気動車であるキハE200形。

小海線でしか見られない形式です。

 

小諸行きは再びキハ110系でした。

 

しばらく野辺山高原を走行します。

 

名所案内に八ヶ岳

このあたりから千曲川沿いに走行し、徐々に高度を下げていきます。

路線の後半は意外なほどに市街地を走行し、利用者も多かったです。

列車本数もそのようになっていて、

日中、小淵沢~中込(長野県佐久市)が2時間に1本程度なのに対し、

中込より先、小諸までは毎時1本程度となります。

朝夕は折り返し地点が小海駅に変更となるようです。

 

 

旧JR信越本線であるしなの鉄道線と合流して小諸駅に到着。

全線の所要時間は2時間15分程度です。

 

 

ここから、しなの鉄道線に乗車。

上田駅から上田電鉄線に乗車します。

 

これより先は次の記事で。

引退を目前に控えた高崎の115系にも会いにいきます。

お楽しみに。