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【肥薩線応援】九州縦断破天荒旅行記【2019年9月】②

2019年9月の九州縦断旅行記。1日目の後半です。

唐津のさらっと観光を終え、再び列車に乗ります。

佐賀・長崎両県の未乗路線を回収したのち、熊本まで到ります。

 

 

唐津駅。高架の立派な駅です。

 

 

唐津13:49→久保田14:49 佐賀線 佐賀行き

佐賀線の普通列車に乗車します。

キハ47形の2両編成です。

 

ラッシュ対策か扉脇の座席が撤去されています。

西唐津駅で職業体験の学生さんを見ましたが、

この列車にも学生さんが社員さんとともに添乗されていました。

なお、列車はワンマン列車です。

 

機関換装されたキハ47が力強く峠を越えていきます。

 

長崎本線と合流する久保田駅に到着。

 

久保田14:54→肥前山口15:02 長崎本線(佐世保線)早岐行き

すぐの接続で長崎本線普通列車

雨の中、軽快な走りを見せます。

 

佐世保線との分岐駅、肥前山口に到着。

列車はそのまま佐世保線へ入るが、私は引き続き長崎本線を進むのでお見送り。

 

改札を出ると、【歓迎 ようこそ江北町へ】…の下に

【JR最長片道切符の旅ゴール 肥前山口駅】とあります。

 

乗り鉄憧れの切符、最長片道切符とは、文字通り日本全国のJR路線の一筆書き最長距離を乗るための切符であります。JRの切符は基本的に同じ駅を二度通るルートで発券できませんが、6の字のように乗車経路の終点のみ重なるのは可能なようで、これを利用して最長片道切符のルートは北は北海道・稚内を起点とし、全国を巡り九州を右回りに一周してから肥前山口駅をいったん経由、大村線をまわってから肥前山口でゴール…というルートに必ずなるようです。

2004年ごろだったか俳優の関口知宏氏がN●Kの番組でこの切符を使った旅番組をしており、当時小学生の私は毎日中継を夢中で見ていたなと。当時、総移動距離は約12000km。グランドフィナーレはもちろん肥前山口駅。その時見た映像は目に焼き付いています。

 

駅北口の一角に、その記念碑がありました。

関口氏が続けていた絵日記をモチーフに。

そう、まさにタツノオトシゴなんですよね。

実際に記念碑を見て、旅をしたわけでもないのにちょっぴりテンションが上がったのでした。

 

肥前山口駅、西九州新幹線の部分開業と同時に、

町の名前の【江北】へと改称されてしまうのだとか。

乗り鉄的には【肥前山口】の方がなじみ深いのですがどうなんでしょうか…

 

肥前山口15:42→諫早16:32 特急かもめ25号 長崎行き

佐賀・長崎県境の普通列車が少ないため特急課金です。

『ぐるっと九州きっぷ』は特急券の購入で特急・九州新幹線に乗車可能です。

ソニックの青帯の885系が来ました。

 

高級感あふれる車内。振り子を駆使して長崎本線を駆け抜けます。

 

諫早湾沿いの景観の良い区間ですが、天気は最悪です。

 

 

諫早16:35→佐世保17:52 大村線快速シーサイドライナー 佐世保行き

50分はあっという間で諫早に到着。

慌ただしい乗り換えで大村線に乗車です。写真がありません。

理由は平日の夕方ラッシュ時間帯だったため、列車は学生で満員であったこと。

大村線全線にわたって嬉しい混雑具合でした。

区間長崎県内ということで遠距離通学の学生もいたことでしょう。

早岐まで座れもしないし写真も撮れませんでしたが、引退間近のキハ66・67形の轟音エンジンと力強い走りを堪能しました。

 

 

終着 佐世保にて。シーサイドライナー塗色の編成でした。

この翌年からYC1系ハイブリッド気動車の導入が始まり、

2021年6月30日を以てキハ66・67形は定期運用を終了しました。

(再訪計画もありましたが某感染症蔓延の影響でかなわず…)

 

JR最西端の駅、佐世保

佐世保といったら佐世保バーガー

 

駅併設のこのお店でいただきました。大迫力。

 

夜もすっかりふけこんだ佐世保駅

 

駅からほんの少し歩けば港に出ます。

 

なんとなく神戸に似ているなと思いました。

 

 

 

佐世保19:52→鳥栖(定刻)21:13 特急みどり30号 博多行き

再び特急課金で東へ。今宵の宿は熊本です。

(バーガー食ってたら予定の便に乗り遅れたのは秘密)

 

 

 

ド派手な塗装は783系ハウステンボス編成のリニューアル車。

車両の中央に扉がありA室とB室に分かれているのが783系の特徴。

 

みどり編成との連結部分。切妻型先頭車になっています。

この列車は特急ハウステンボスとの連結はありませんが全区間

4+4の8両編成で運行されるようです。

 

一番後ろの車両へ。

…ん?何やら様子がおかしい。

 

一番うしろの車両。

早岐スイッチバックして先頭となる車両です。

みどり編成ですが通常塗色のハイパーサルーン

 

レア車を引いたようで、この編成はCM35編成。

特急みどりの予備編成確保のため、

後年、片方の先頭車を併結対応の切妻形に改造した車両で、

先ほど写した切妻型先頭部のみが【みどり色】をしており、

ほかのみどり編成のように他の車両やドア部分の【みどり色】塗装が

省略されている車両です。

こちら側の先頭車からは特急みどりの車両とはわかりませんが、

常態的に特急みどりに使用されています。

 

この流線型の展望先頭車がハイパーサルーンの代名詞。

いつ見ても美しいしかっこいいです。

 

車内はこんな感じ。

展望できる車両ですが、普通車自由席です。

JR黎明期からの車内は最近の特急と比べると見劣りしてしまいますが、

特急型の風格は残っています。

先頭部側の半室は側窓も大きく作られています。

 

運転室。

運転席横の冷風ダクトが目に付きますが、

大きな窓は展望バッチリです。

夜景となりますが、早岐まで後面展望、

早岐からは前面展望を楽しみました。

 

 

武雄温泉駅付近は、新幹線との乗り換え拠点となる準備が思っていたより

進んでおり、西九州新幹線の部分開業が近いことを感じさせられました。

(大村線大村付近も同様。)

 

 

(定刻)鳥栖21:16→久留米21:22 鹿児島本線 快速 久留米行き

単線の佐世保線で、遅れ対向列車を待った影響で

鳥栖には数分遅れて到着。

下り鹿児島本線は接続を待ってくれていました。

 

 

久留米21:42→熊本22:13 九州新幹線つばめ349号 熊本行き

 

久留米でラーメンでもすする予定でしたが、

先述のとおり一時間押しているため泣く泣くすぐの乗り換えで九州新幹線

 

深夜帯のためガラガラでした。

新幹線でさえJR九州感強めのこの車内。

 

たった30分でしたが、圧唐ウれていました。

 

あっという間に熊本に到着。

 

来る度に駅舎が変わっている気がする熊本駅

今のデザインは夜が一番きれいなのでは。

 

駅前のホテルに宿泊し、

翌日はいよいよ肥薩線に乗車します。

お楽しみに。