学生時代の北海道・東北大旅行の5日目。
まずは北海道の東の端へ。
地図の距離感覚が狂うでおなじみの北海道ですが、
釧路→根室も2時間半、135kmの長旅。
キハ54に乗り続ける一日です。
上尾幌駅で厚岸からの区間列車と交換。
駅名標の次駅表示がいかにも北海道な駅ですね。
その上尾幌の次の尾幌駅。
北海道によくある車掌車改造の駅舎です。
釧路湿原が終わったあと、沿線には原野や、
昆布を干すため(?)の用地が広がります。
厚岸の手前で海に出ます。変化に富んだ車窓で飽きません。
フィルムで撮影してもいい感じです。
エゾシカが線路近くにいました。
沿線に自然が広がる花咲線は野生動物と接触する事故が多いと聞きます。
(しかしここは比較的町中…)
厚岸駅。
厚岸を出ると厚岸湖沿いを走ります。
水面が静かで綺麗です。
列車交換で5分ほど停車します。
等身大パネルやら観光地図が置かれています。
花咲線を走行する車両にルパン三世ラッピングがされているものも。
釧路行きの普通列車と交換です。
構内踏切を挟んで上下線が停車するこのスタイルが好きです。
こんな果ての駅でさらに分岐があったことに驚きです。
落石駅。
(写真がないんだよな〜)
日本離れした絶景区間で、良い天気の日にまた来たいです。
海の望む丘の上を走りきったかと思えば森林の中を駆け抜けます。
そんな中にあったユニークな名前の昆布盛駅。
同じJR北海道内に昆布駅もあるそうです。
最果ての駅は意外にも住宅地の中にあります。
くいっと西向きに方向転換して列車は根室に到着します。
根室駅の先には車止めがあります。
東根室駅のことがあるので「最東端有人の駅」と銘打たれています。
ここから納沙布岬に向かうわけでもなく、来た列車で折り返すため
少しの時間で根室の市街地を散策。
花咲ガニを売る店がたくさんありました。
30分強しかないため、海に出るまでもなく駅に戻りました。
列車別改札を行う根室駅。
ホームは一面しかありません。
根室11:12→釧路13:20 釧路行き 快速はなさき
釧路へ戻る列車は主要駅にのみ停車する快速列車。
小駅は全て通過するため、乗客はほぼ全て釧路まで向かうものと思われます。
所要時間も普通列車と比べると速くなっています。
キハ54の車内。
……で、あっという間に釧路駅。
駅はどんどん通過するし、行きと同じく生憎の天気…ということで
撮影もほとんどしなかったものと思われます。
しかし乗るのは普通列車。
釧路13:28→網走17:14
根室から2時間乗ってきて、わずか8分の接続で釧網本線に乗り換えです。
途中の摩周から緑までが季節列車でつながり、4時間弱のロングラン列車となります。
この景色を売りに、長年、ノロッコ号やSL列車が運行されています。
雨ですが景色は最高。
近くに見える標識のとおり、ノロッコ号はここで折り返しとなります。
途中の摩周駅にはちょっとした楽しみが。
それがこちら。
駅構内に売り場があるのですが、
頼むと駅前のお店から出来たてアツアツを持ってきてくれました。
(事前の電話予約がベターみたいです)
出来たてなのでもちろん、めちゃくちゃ美味しかったです。
少し遅めのお昼ごはんとなったのですぐに平らげました。
甘めのタレと効いた黒胡椒が最高でした。
釧路から2時間、川湯温泉駅では20分弱の停車時間がありました。
川湯温泉駅には足湯があります。
緑駅から再び定期列車のスジとなります。
知床斜里駅。かつての根北線の分岐駅。
知床ですよ知床。
一度、奥地にも行ってみたいものです。
浜小清水付近ではオホーツク海沿いを走行します。
臨時駅の原生花園駅。
海と湖に挟まれた公園の中の駅です。
釧路から3時間46分、網走駅に到着です。
釧網本線を走破しました。
網走駅舎。
有名な縦書きの駅名看板。
網走刑務所に向かうこともなく、石北本線に乗り継ぎます。
スラントノーズのキハ183、特急オホーツクが先発します。
キハ54のクロスシートに対し、レトロな直角ボックスシートに戻ります。
帰宅時間帯ですが、夏休み真っ只中ということで車内はガラガラです。
網走から1時間と少し、女満別・美幌などの町を抜けて北見に到着。
網走よりも北見の方が栄えているんですね。
今夜は北見に宿をとります。
この日の晩ご飯。
北見のB級グルメ、「オホーツク塩焼きそば」。
海鮮たっぷりの塩焼きそばです。
宿泊したのと別のホテルのレストランでいただきましたが、
そこが発祥のようです。
たっぷりゴロゴロの海鮮はもちろん、
豪快半分カットのじゃがいもも。美味でございました。
明日はいよいよ北海道最終日。
石北本線経由で札幌へ抜けます。
この様子はまた次回。お楽しみに。