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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

新幹線開業直前の北陸信越へ【2015年3月】 3日目後編

2015年3月の北陸新幹線の開業直前、

劇的な変化を迎えつつある北陸・信越地方

在来線を青春18きっぷで巡る旅。

3日目は北陸本線から枝分かれする路線の旅で、

午前中は城端線と、そこから足を伸ばして相倉へ。

後半は、再び戻ってきた高岡から氷見線へ向かいます。

そして、家路へ。

高岡駅にて。

氷見行きの気動車にはラッピングがしてありました。

富山湾の方へ向かっていく氷見線は、20分ほどで雨晴駅に到着。

名所、雨晴海岸に沿う雨晴駅で途中下車です。

海岸に出てみると、城端そして相倉で見た雪景色とはまた一変、

快晴とまではいかないものの青空が見えていました。

うっすら、本当にうっすらと立山連峰が見えました。

そうこうしているうちに氷見から列車が折り返してきました。

ネットでよく見る、立山連峰と列車を絡めた構図がわからずに、

こんな写真になりました。

1時間だけではなくもっと居たい場所でしたが、

駅へと戻ってきました。

ひとまず終点の氷見まで乗車します。

城端線で乗ったのと同じ車両が来ました。一体的な運用になっているのですね。

氷見駅

時間の都合で同じ列車に乗って高岡へ折り返しました。

名残惜しくも18きっぷなので普通列車で大阪へ帰らなければなりません。

高岡からすぐの連絡で、普通列車で金沢へ。

高岡から金沢への県境越えは、三セク移管後18きっぷが利用できなくなります。

(高山本線富山から高岡への通過特例のみ設定)

金沢駅で北陸土産をあさった後、西へ向かう北陸本線へ乗車…

しません。

最後にもう一つ乗り納め。

ダイヤ改正で運用終了する急行型電車に乗り納め。

3両編成を2本つなげた夕方の輸送力列車、直江津行きです。

2ドア、デッキ付きクロスシート

とはいえ入り口付近はロングシートに改造され、最低限の近郊区間対応がされています。

トイレと、独立した洗面台が残され、長距離列車に充当されていた面影が残されています。

結果的には七尾線413系混結のクハが2両残りましたが、

編成単位での活躍は新幹線開業と同時に終了しました。

ボックスシートに陣取り、最後の急行型電車の旅を津幡まで楽しみました。

金沢に戻ると、北越急行所属の683系8000番台がいました。

スノーラビット塗色が誇らしい。

特急はくたかも運転終了。

はくたかの名前は新幹線に譲られ、683系8000番台や681系はJR西日本に譲渡されます。

この旅で、様々な終わってしまうものを見てきましたが、

金沢から乗った北陸本線普通列車は、車体が225系に準じてモデルチェンジされた

521系の最新車両でした。

転換される第三セクターにもJRからの譲渡や新製投入がなされ、

521系は北陸の普通列車の主役へと真に躍り出ます。

北陸の新たな時代の幕開けを感じました。

もう遅い時間で湖西線普通列車がなく、長浜からの新快速で帰路へ。

この旅からもう4年の時間が経ち、3年後には新幹線が敦賀まで開業するといわれています。

そうなると北陸の輸送体系には再び大きな変化が訪れることになりそう。

新幹線の影響力って大きいんだなあ…