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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

新幹線開業直前の北陸信越へ【2015年3月】 3日目前編

2015年3月の北陸新幹線の開業直前、

劇的な変化を迎えつつある北陸・信越地方

在来線を巡る旅。

 

というテーマですが、一周して戻ってきたので

3日目は北陸本線から枝分かれする路線の旅です。

 

ちょっと鉄道路線から足を伸ばしたりもします。

 

 

 

金沢駅から。

 

七尾線普通列車にちょい乗りします。

行程の都合上、七尾までは行きません。

老兵、415系800番台。

 

これも元を辿れば改造前の種車113系の初期車であり、

少しでも乗っておこうと思ったもの。

 

まさか令和の時代を迎える今日まで走り続けようとは

このとき微塵も思わなかったものです。(先日ようやく置き換え発表がありましたね。)

 

特徴あるバケットシートが並ぶ車内です。

シートの前後間隔だけは豪華。

(扉横の座席をなくしているため着席定員はガタ減りしています)

 

 

七尾線内はなぜか直流電化であり、津幡駅を出てすぐに交直デッドセクションがあります。

 

セクション通過中は非常灯を残して電気が消えます。

この消灯も古い車両でしか味わえません。

 

金沢から30分弱。宇野気駅で列車交換。

ここで折り返しました。

 

113系初期車特有のR窓。

 

 

あれから4年経ちましたが、521系に置き換えられるまでにまた乗りに来ようと思います。

 

津幡から北陸線に乗り換え高岡にやってきました。

 

金沢〜富山は西からも東からも特急がある特急街道でした。

乗車位置の吊り下げ札がずらり。

 

はくたか」が出発していきました。

 

気動車がずらり。全てキハ40系列なのがすごいところですが、

これらの運用線区である城端線氷見線を巡ります。

 

まずは城端線に乗車。

キハ40・47の2両編成。

 

西日本の車は窓支えが改良されていて、古さを感じさせないんですよね。

(超個人的意見)

 

新幹線駅が設けられる新高岡は城端線の駅です。

 

雲行きが怪しくなってきました

 

50分ほどで終点の城端に到着。

 

なんだか懐かしい書体の駅名標

 

立派な駅舎です。

 

すぐ折り返すのももったいないのでここから足を伸ばしました。

 

加越能バス運行の世界遺産バス。

白川郷まで行ってくれる便利な路線ですが、今回はその手前の合掌造り集落である

相倉へと向かいます。

 

(降車時に撮影)

観光バスタイプの車両を使用し、峠道を突き進みます。

城端線の線路があるのが平地の終わりという感じで、バスはすぐに山に入り、

長大トンネルで山を一つ超え、わずか20分で相倉集落の入り口に着きました。

写真は相倉口バス停で、山を一つ超えただけでの天候の急変にビビり唐オました。

大雪だったのです。

 

雪の中、国道から集落へは5分ほど坂を上ります。

 

 

 

登った先は、さらに別世界でした。

 

集落を見下ろせる展望台から。

ここへ来られただけでもよかったというものです。

合掌造り集落を初めて見ました。

雪の中でもきれい…

 

…とまあ、展望台へ向かうのも大変で、雪に埋もれており、

道を探しながらなんとかたどり着いたものです。ちょっとした冒険でした。

 

集落の中も2mほどの積雪。お店なのか民家なのか、わからないまま徘徊しました。

 

住んでいる人は住むことも、伝統を守り続けていくことも大変なんだろうなあ…

 

資料館のようなものを見つけ、歴史や生活の仕方を学びました。

 

帰る頃には雪は小康状態に。

 

相倉口バス停は待合室も茅葺き屋根

 

1時間ちょっとの滞在でしたが、来て良かったです。

 

 

同じように世界遺産バスで城端へ。

城端線で高岡へと戻りました。

 

 

3日目後編は、対照的な海の景色へ。

 

そして、帰らないと。

 

 

続きます。