ちょっと前の学生時代の旅行記です。
北陸新幹線の開業直前、劇的な変化を迎えつつある北陸・信越地方の
在来線を巡る旅。並行在来線として第三セクター鉄道に移管される
直前、JRとして最後の姿を記録してきました。
高山での散策を終え、再び高山本線の旅です。
いよいよ北陸へと足を踏み入れます。
高山駅へ戻ってきました。
はい。もう冒頭から懐かしいですが、東海のキハ48に乗車です。
2両編成のワンマン列車。
もう日も暮れようという時間。
山間の県境区間なので乗客がほとんどいません。
国鉄型キハの力強い走りを満喫しました。
猪谷駅からJR西日本の区間に入り。列車も系統が分断されています。
おなじみのキハ120にバトンタッチ。
…にしても夜の猪谷駅の暗さよw
2011年のキハ58系引退の際に越中八尾まで乗っていましたが、
これで高山本線が完乗となりました。
富山に到着。
新幹線ホームが完成し、様子が様変わり。
在来線ホームも高架化工事中で、その下を路面電車がくぐる計画です。
以前訪れたときにも食べた富山ブラックを。癖になります。
駅に戻ってくると…
長距離輸送は在来線から新幹線へ世代交代。
近郊輸送もJRから第三セクターの新会社へ。
まさにそのときなんだな、と思わせるモニュメントやメッセージが飾られていました。
廃止となったり、富山駅にはやってこなくなります。
北陸本線の特に金沢以東は、国鉄急行型電車475系最後の楽園でもありました。
413系も、それらの車体載せ替え改造車です。
413系については一部が富山県の新会社に譲渡されますが、475系は営業運転を終了します。
こんな並びも見納めとなってしまいます。
今宵の宿がある魚津へ向かいます。
魚津駅に着くと、一日一往復だけ魚津に達していたサンダーバードが止まっていました。
上越新幹線と接続して北陸対東京を最速で結んだ特急「はくたか」と、
北陸と新潟を結んだ特急「北越」もこの改正で
北陸新幹線に役目を譲る形で廃止となります。
新潟方面へは上越妙高駅で新たな連絡特急へ乗り換えが必要となりますが、やはり所要時間は短縮されます。
一つの時代が終わってしまうような、
ちょっと寂しい気持ちに浸っていたら、
ちょうど最終の「はくたか」がホームに滑り込んできました。
車両も改正後に転用される「しらさぎ」塗装にすでに切り替わっています。
「はくたか」を見送って、ホームをあとにしました。
窓口は閉鎖されていますが、ここにもお別れ＆新会社もよろしくメッセージが。
トレインビューなお部屋で宿泊。明日は朝が早いのです。
続きます。
