時は2012年3月。
青春18きっぷで2日半かけて青森へ。
そして3月7日、大阪への帰路に利用したのが、
これまでの旅行記の続きです。
いよいよ日本海号の入線です。
とあるサプライズと共に。
日本海号の発車は19時31分。
編成を確認しようと向かいのホームへ向かうと…
なんと、予定外に『トワイライトエクスプレス』の電源車が連結されていました!
日本海の客車も増結されて10両あるため、機関車含めて13両という長い編成に。
このためEF81はホームよりはみ出して停止していました。
そして長いホームを自分の車両へ。
最後尾。
今宵の宿はA寝台の下段。
この日のために切符を押さえてありました。
客車列車最後の開放式A寝台に乗車です。
『日本海』の臨時列車化後は、全て開放B寝台の編成になります。
ホームにいる時間はあっという間。
発車の時間です。
ほぼ定刻に青森駅を出発しました。
2日半かけてきた道のりを一晩で走破する旅の始まりです。
車内は、こんな感じ。
通路の両側に、進行方向に並ぶ2段ベッド。
日本最後の、「プルマン式」と呼ばれる開放式A寝台です。
「日本海」は、この1両を除き、他は全て開放式B寝台車です。
新青森駅を過ぎてから、車掌による詳細な列車案内がありました。
その後、検札があり、グッズ販売の案内がありました。
自分を含め、10号車の方はほとんどの方が何かしら購入されていました。
ラインナップのパンフレットも車内にまわり、何かと親切でしたねw
青森駅で購入した駅弁。
連れの友人のと並べて。
なかなか贅沢なお弁当でした
友人は上段に。
上段は下段に比べて確かに狭く、窓もとっても小さいです。
料金に差があるのも納得。
案外早くに車内が静かになってきたので、私たちも自分の部屋に。
夜の22時半、秋田駅に到着する頃には車内放送もなく、おやすみモードでした。
このあたりから少しだけ車内を散策してみました。
10号車前よりの喫煙可能スペース。
座席です。
減灯後のA寝台はこんな感じ。
夜のB寝台。
カラーだとこんなもの。
廊下に佇んでみるのもなかなかなもの。
いつかB寝台にも乗ってみたいなぁ
絶滅寸前?の冷水器。
一杯飲んでみました。
夜中も休むことなく列車は走り続けます。
モーターの音もなく、ただただジョイント音を奏でるのみ。
たまにある前後の衝動を除けば心地いい…
…のですが、乗り物で寝られるタイプではない自分は、ほとんどの区間を起きていました(^^;)
夜も明けぬ朝の5時半。富山駅。
JR西日本管内に戻ってきました。
夜が明けて金沢駅。
ここから朝の車販が乗ってきます。
松任付近できれいな日の出を見ることが出来ました。
早速車内販売があり、購入した『引退記念ますのすし弁当』。
ャXトカードが付いて、包装も凝っています。
青森グッズ。
福井県内は深い雪。
そしてまた北陸トンネルを抜けて…
敦賀駅に到着!
釜の付け替え作業は見なければ!
ここまで引っ張ってくれた108号機が切り離されます。
連結面はこんな感じ。
ここから大阪までは106号機が充当されるようです。
綺麗なローズピンクです!
大勢のギャラリーに見守られ…
連結完了!
連結作業中に、2本の特急列車に追い抜かれます。
旅もいよいよ終盤。湖西線に入ってゆきます。
今日の車掌さんは淡々と案内される方で、鳩原ループや琵琶湖の案内はありませんでした。
一晩お世話になった、オロネ24 5。
琵琶湖沿いを南下します。
そうこうしているうちに京都駅に到着。
ここまで来れば本当にあと少し。
そして…
10時27分。
約15時間の長旅を終え、定刻で大阪駅に到着。
現実世界に帰ってきた感が半端ないです(笑)
寝られなかったですが、やっぱり夜汽車はいいものです。
現在、「日本海」は、多客期のみ運転の臨時列車として運転されています。
※この年末年始も運転が予定されています。
A寝台もなくなり、編成も短くなって、臨時列車として待遇が悪くなった分、
所要時間も延びてしまっていますが、まだまだ乗る価値はあります!
機会があればぜひ利用してみてください。
まだまだ走り続けて欲しいですね!
さてさて、旅日記ですが、まだまだ書ききることを諦めてません(笑)
春の旅行をあと1日書いた後、夏の旅行へと続く予定です!
気長にお待ちください。