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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

北東パスで行く東日本・北海道紀行【2014年8月】⑨

北海道&東日本パスで行く

学生時代の北海道・東北大旅行の6日目。

 

北海道滞在4日目の後半です。

岩見沢から苫小牧経由で札幌へ一度出たあと、

往路に次いで二度目の急行はまなすで北海道を脱出します。

 

 

岩見沢16:29→苫小牧17:53 室蘭本線 苫小牧行き (苫小牧駅で撮影)

 

苫小牧に到着です。

 

ホームでは日高本線気動車が作業をしていました。

 

当時はまだ様似までの運行がされていた頃でしたが、

翌1月に海岸沿いの区間が高波被害を受け運行ができなくなり、

長期にわたり運休となっていますが、つい先日、路線のほとんどにあたる

鵡川より先の区間のバス転換が正式決定してしまいました…

乗車できなかったことが非常に心残りです。

 

主に苫小牧から室蘭で運用されるキハ143。

50系客車からの改造ということで乗ってみたい車両の一つ。

 

ここでは旅の初日の仙台に続いて2度目、寝台特急北斗星』を撮影します。

 

やってきました。

 

 

青いDD51に牽かれる青い客車。

ヘッドマークが誇らしいです。

北海道内でしか見られない姿に感動。

 

 

長大な編成がホームいっぱいに停車します。

 

 

 

 

 

上野までの長い長い旅路へ。 行ってらっしゃい!

 

 

 

見えなくなるまで『北斗星』を見送ったあとは、

自分も北海道を出る身支度を。

 

普通列車と快速『エアポート』を乗り継いで札幌へ向かい、

晩ごはんと若干の買い物をしたあと、(何を食べたかはもう忘れました)

札幌のとなり桑園のスーパー銭湯へ。

さっぱりしてから二度目の急行『はまなす』に備えます。

 

 

22時00分発、急行『はまなす』青森行きの表示です。

 

往路と同じく、またまた自由席車を利用します。

 

夜の札幌駅で見る『はまなす』はまた違った感じです。

往路より1両少ない客車11両での運転でした。

 

北海道のお土産飲み物三銃士。

帰りもまっすぐは帰らず旅もまだ日数があるので

持って帰ったのは父へのサッポロクラシックだけです。

 

 

さて、札幌発の『はまなす』は千歳線室蘭本線の遠方への最終列車を兼ねている

ため、座席車の利用が非常に旺盛であったことが印象に残っています。

札幌駅では着席できたものの、出発時点では乗車した自由席車は八割方座席が埋まっていたような気がします。

事実、急行『はまなす』廃止時、ほぼ同時刻で室蘭までの特急『すずらん』が設定されました。

 

通路を挟んで向かいの座席に中年のグループが来られ、

座席の回転に苦労されてたのでお手伝いしたところ、

そこから隣に座った弁護士のおじさまと仲良くなって少しばかり話していたのを覚えています。

都会の喧噪から郊外へ帰る車内にはゆったりとした時間が流れていました。

 

そんな人たちも千歳、苫小牧、登別、東室蘭伊達紋別…と、

止まっていく駅ごとで降りていってしまい、

 

日付を超えるあたりには車内はこんな感じに。

話し声もなくなり、深夜の気だるい雰囲気に変わってゆきました。

 

寝落ちして、気がついたら函館に停車していました。

 

機関車もすでにED79に付け替わっていました。

 

青森行きの『はまなす』は函館に30分停車します。(2:52〜3:22)

時間も時間なので、もうホームに出ることはしませんでした。

 

1両に数人となった自由席車の車内では、倒れるように人が寝ています。

リクライニング角度の浅い自由席車では合法的に(?)ワンボックスを占領して足を伸ばすことができます。

 

体勢を寝やすいように直し、函館を出発するまでには再び寝落ちをしていたように思います。

 

北海道&東日本パスで往復ともに乗車した急行『はまなす』。

今はもうできない、数々の貴重な経験ができた列車でした。

 

 

 

さて、本州に戻って旅は7日目に突入します。

ちょっとしたアクシデントも起こります。

次回をお楽しみに。