びっくりしてタイトルを思わず顔文字にしてしまいましたpict:yellow14
阪急京都線が5月14日に土休日ダイヤのみダイヤ改正を行う事が発表されましたが、色々とすごいことになるようです。
約1年2ヶ月ぶりのダイヤ改正ですが、平日ダイヤのほうの変更は一切せず、
内容を見てみると、京都を観光地として売り出した
行楽客にベクトルを向けたダイヤに変わるようです。
改正内容は以下の通り。
京風に改造した6300系「京とれいん」で運行。
まず①について。
2007年3月に消滅して以来、4年ぶりに
快速特急が定期種別として復活します。
以前のものとは異なる観光列車としてです。
停車駅も絞って【梅田・十三・淡路・桂・烏丸・河原町】だけ。
しかし所要時間は特急と同じく約43分。
上下共に特急にぴったり続行・先行ですね。
専用の車両を用いて上下4本ずつ2時間おきに運行されます。
その車両に、阪急とアルナの本気を見ました。
プレスリリースを見て下さい。
http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201102212N1.pdf
内装を京風に改造した6300系(6354F)の6両編成です。
魔改造っぷりにびっくりです。某JR九州みたい。特に中間2両。
先日、出場試運転があったようですが、そこでは車両内部を徹底的に隠していたようです。
中がすごい分、外はほぼ手を加えず、
一部の車両にラッピングがされるみたいです。
実物が出るまでがものすごく楽しみなのですが、この『京とれいん』、
デビューは3月19日。もう一ヶ月を切っています。
プレスでは同時にこの春の嵐山行き臨時列車の情報も発表され、
『京とれいん』は梅田〜嵐山の快速特急のうち一本に使用されるようです。
この春の臨時列車はこれまで通りのラインアップで
3月19日〜5月8日の土休祝日に運転されます。
改正後の5月14・15日にも臨時列車が出ます。詳細は後ほど。
②について。
土休日ダイヤにおいて昼間に大阪市交堺筋線〜河原町の直通優等列車が新設されます!
『準急』ですが。
単純に日中の準急の半分が天下茶屋行きにシフトされるようです。
停車駅は天下茶屋〜天神橋筋六丁目・淡路・上新庄・南茨木・茨木市・高槻市〜河原町。
所要時間は約80分。
途中で絶対に特急に抜かれますよね。
乗り通す人はまずいないと思います…
直通客を狙うならせめて『快速』にはならなかったのでしょうか。
まあ快速だと北部で輸送過剰になりますね…難しい。
地味に減便に踏み切るようです。【5分間隔→6分40秒間隔】
これで土日の昼間は全て阪急直通に。【高槻市行き・北千里行き・準急河原町行き】
さらに京都線の梅田〜淡路も地味過ぎる減便。
天下茶屋行きが分かれて半減する梅田行き準急のフォローがありません。
梅田の開いたホームに快速特急を入れることと思いますが、
南茨木あたりの人が梅田に出るのにちょっと困るかも。
そして③について。
以前、運行されたことはあったのですが、昨年はなぜかされなかったんですよね。
改正後から晴れて定例運行の仲間入りです。
停車駅は【天下茶屋・日本橋・天神橋筋六丁目・淡路・桂〜嵐山】。
難波が近いですからね。
で、この天下茶屋行きが加わった後の嵐山臨たちですが、
河原町便は午前の1往復を削減、
梅田便は3往復から1往復に減らされます。
減った2往復ぶんのスジは
新設の天下茶屋便と梅田〜河原町便(京とれいん)に渡されるものと思われます。
以上、長文になりましたが
自分のコメントを交えてまとめてみました。
ここ数年の阪急さんは京都・嵐山に対して
それまでとまた違った良い『攻め』の姿勢をとっていますね。
愛され大切に京都線のクイーンとして扱われてきた6300系。
多くの仲間は本線を引退してしまいましたが、
思わぬ形で第二の人生を歩むことになった6354Fは幸せ者?
ぜひとも実物に乗車できたらレポートしたいと思います。
一方で
原型のままでいる6350Fの6両。
そのままでいてくれるのはファンとしては嬉しいのもあるんですが
6354Fデビュー後は予備車扱いになるのでしょうか?
とりあえず今後が楽しみです。