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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

【2018年3月】三江線リベンジ 第二夜

こんばんは。takapureです。

2017年9月に訪れた際、大遅延&混雑で乗っただけとなってしまった

三江線に再び訪れた『三江線リベンジ』。今夜は第二夜です。

途中下車した因原駅から、takapure、歩きます。

それではご覧ください。

 

 

 

分かった方はいたでしょうか、私の好きな某移動番組風にお届けしたオープニングでしたが、

 

現在時刻は江津行きを見送って13時55分。

次の三次行きまで2時間以上あります。

そこで、次の石見川本まで一駅間だけ、三江線沿線を歩いてみることにしました。

駅間距離は3.7kmです。

 

因原の駅前には住宅が並び、駅の裏手には郵便局・コンビニ・道の駅があり、

比較的栄えている印象がありました。国道沿いにはドラッグストアやスーパーもあるようです。

 

しかし、5分も歩けば民家も途切れ、見えるのは川の堤防と線路だけに。

 

道路は線路を跨ぐために上りとなりますが、こんな施設を見つけました。

川沿いの路線ならではでしょうか。水門と思われます。

沿線に何カ所か存在するようです。

 

踏切には何かの土台ができあがっていました。(白い部分)

廃線となった際に立ち入り禁止とする柵でも立てられるのでしょうか。

準備が早いです。

 

線路の横をどんどん進んでゆきます。

ここで列車とすれ違えば最高なのですが、本数はありません。

 

この線路沿いの道、意外と車が通るもので、

気を付けて歩かなければなりません。

 

石見川本の町は見えません。川は蛇行をしています。

 

線路には30km/h制限の標識が見えます。ゆっくり走って行ってね。

 

踏切を渡ります。

ここにも何やら真新しいポールが立っていますね。

 

歩き始めて30分。先ほどの踏切から3分ほどで「石見川本」の文字が。

ここで道路が線路から離れてしまいます。

 

赤瓦の家のたくさんある風景を見ると山陰に居る実感がわきます。

 

再び線路沿いに戻ると、場内信号機、そしてトンネルの先に石見川本の駅が見えます。

 

歩き始めて45分。石見川本駅に到着。『旅の思い出はJRで』。

 

地図がありました。ちょうど今歩いてきた道のりが載っていました。

やはり石見川本駅周辺が、各種施設が集いこの辺りの中心となっているようです。

 

駅から振り返って駅前を見ます。

大きいロータリーがあり、商店が立ち並ぶ様子は他の駅と格が段違いです。

バスも発着しており、広島行きの高速バスも出ているようです。

 

駅舎に入ってみました。有人駅ですので窓口がありますが、この時間は閉鎖中。

右手には立派な待合室がありましたが、この時点で列車まで1時間以上ありましたので

人の姿はありませんでした。

 

まだまだ時間があるので駅周辺をぶらりしてみます。

 

おもてなしサロン。おそらく件の424Dから426Dへのお昼休憩タイムには賑わうのでしょうか。記念切符もらえるしスマホ充電できるし至れり尽くせりですね。

 

近くのお店には三江線の昔懐かしい写真がたくさん貼ってありました。

 

ありがとう三江線観光協会主催でお別れイベントをする旨のポスターが

あちらこちらで見られました。

利用者が少なかったにせよ、自分の町から鉄道がなくなってしまうと

どんな感情になってしまうんだろう、と少し考えさせられてしまいました。

 

最後に駅の裏手へ。

江の川の堤防はこのあたりは遊歩道になっています。

堤防から見た石見川本駅

2面2線の駅ですが他にも側線が敷かれ、普段は保線車両でもとまっていたのでしょうか。

 

駅に戻ってきました。

列車の時間が近づいてきたので待合室にも人がちらほら。

 

跨線橋で結ばれたホーム。

乗車する三次行きは向かい側の2番乗り場から発車します。

ホーム上にも待合室がありますね。

 

三江線引退まであと21日』

法被を着た人が列車のお出迎え準備です。

 

石見川本 16:25 普通列車 三次行き 429D

今度は2両編成。しかし、遠方から来て三江線を日中に乗り通せる

唯一の下り列車であるためか結構な混雑でした。

(江津から乗った列車は浜原止まりで先へ連絡なし)

 

今回はもう一駅寄り道します。

 

 

石見川本から1時間5分の乗車。

 

「天空の駅」と呼ばれる、念願の宇都井駅です。

 

駅ホームから見た宇都井の集落。ホームはめちゃめちゃ高いところにあります。

地上からの高さは20mです。

日没がせまっていますが、あえてこの時間に来ました。

狙いは、駅のライトアップです。

 

宇都井駅の待合室部分。地上から116段の階段を登りきったところにあります。

 

地上の入り口からはひたすらに階段です。

お年寄りの利用者なんかは大変だったでしょうに。

 

駅への入り口、階段塔の全景です。 …高い。

 

口羽ですれ違った上り列車がやってくるので撮影へ。

 

三次からの浜原行きが単行で到着しました。

 

地上から駅の高さが際立ちますね。

 

この宇都井駅

2010年から『INAKAイルミ』というイベントが行われ、年に数日、駅舎・高架橋と周辺の田畑がライトアップ・イルミネーションされます。

廃線後も続けられているというこのイベントですが、

三江線廃線間際ということでこの年の3月は長期間開催…

…されるのが3月18日からというのでスケジュールが合わなかったのですが

プレイベント(?)として駅舎のライトアップがされるというので寄り道いたしました。

 

 

 

 

 

撮影場所を考えながら日没を待ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん。これだけで十分きれい。

これに周辺のイルミネーションがあったらどれだけきれいなのかと。

 

 

 

 

 

 

『天空の駅』、素晴らしかったです。

夢中になって写真撮ってたもんで、帰りの列車に乗り遅れるところでした。

めっちゃ走った。

 

さよなら『天空の駅』。

宇都井 19:32→三次 20:40 三江線 三次行き 433D

 

三次行きはこれが最終列車。

江津にたどり着いたお昼から乗れる列車ぜんぶ使って

寄りたい駅に全部寄ることができました。

楽しませていただきました。

 

2018年3月31日、最後の日は地元の人・お別れに駆けつけた人・シカ、

それはもう盛大に盛り上がってフィナーレを迎えたそうです。

 

ありがとう三江線。お疲れ様。

 

【終わり】

 

この日の内に広島を経由し呉まで移動。

帰りのプチ旅行はまた次回。

お楽しみに。