Local bound for…

各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

2011年3月 北陸・信州の旅 2日目

金沢で雨に降られながらも

とりあえず419系・キハ58に乗ることができた一日目が終わり、

明けて2日目。

富山の宿のカーテンを開けると…

 

 

 

一晩で、あたりは雪景色になっていました。

 

3月8日、朝食を済ませてできるだけ早く済ませてから

雪が降る中、富山駅へ。

 

この日の午前中いっぱいはキハ58の撮影に使います。

詳しくは『キハ58・28撮影記』に書いてありますので、

旅行記は移動シーンのみになります(^^;

 

学生を乗せて5両くらいつないでキハ120が入線。

その折り返し列車に乗って婦中鵜坂に向かいますが、

分割して、折り返しは2両だけになりました。

 

富山8時08分→婦中鵜坂8時17分 猪谷行き848D

 

婦中鵜坂駅に着くころには、素晴らしく晴れてくれました。

 

この駅から直線距離で見れば5分程度で行けそうなところに撮影ャCントがあるのですが、一番の近道が封鎖されていたために、大幅に回り道。

その結果、練習になるはずだったキハ58の富山行きや、次の越中八尾行きをのがしてしまいました。

 

成功したので良しとしよう

 

ところでこの婦中鵜坂駅は、2008年3月15日に3年間限定の臨時駅として開業。

そのため、たったこれだけの簡素なつくりになっています。

業績は良かったため、今年の3月12日以降もこの駅は残っています。

 

次の列車までは時間が空き、対向列車でも撮って時間をつぶす。

 

ちょっとでもキハ58に長く乗ろうと、移動です。

 

婦中鵜坂9時53分→速星9時56分 越中八尾行き854D

 

 

名前がかっこいい速星(はやぼし)駅です。

いったん駅を出て周囲を見渡した後、

 

キハ58の撮影。

ギリギリまでねばってから向かいのホームへ行き、乗車しました。

 

速星10時07分→富山10時23分 富山行き857D

 

午前の運用はこれで終わり。

これを最後の乗車・撮影として、

キハ58・28に別れを告げました。

 

富山駅ビルの中でお土産を物色した後、お昼ご飯。

 

連れのK君おススメ 『富山ブラック』をいただきました。

ビジュアル・味ともになんとも衝撃的。

ラーメンと中ライスのセットがステータスです。

みなさんも富山に行かれましたらぜひ。

 

食パン419系と、475系。

右側の電車に乗って、北陸本線を東へ。

同じ道を戻るのもな〜ってな思いから

今回の旅は信州方面へ周回する形となりました。

 

富山12時15分→直江津14時12分 直江津行き541M

 

元急行型の椅子はそこそこ快適。

富山の車庫に高岡色のキハ58を見つけながら

移動が始まりました。

 

まず車窓右手には立山連峰が見えてきます。

次第に山と海に挟まれるようになり、

海も近い所を走ります。

難所 親不知や、トンネル駅筒石など、

北陸本線東部は何かと面白いです。

糸魚川付近には架線の電流が交流から直流に切り替わる

デッドセクション』という区間があり、

古い車両だと、その区間に入ると一部を残して車内灯が消えます。

夜は、知らない人はびっくりするレベルだと思います。

 

直江津駅に到着。

 

関東の廃車・改造待ちの車両が疎開してきています。

京浜東北線の209系と京葉線の205系です。

 

ここから先、長野まではお得な列車に乗車します。

 

直江津14時50分→長野16時31分 普通 妙高8号 長野行き3328M

妙高』という名前の付いた普通列車

使用されているのは、かつて碓氷峠を越えた『あさま』に使われた

元特急型の183・189系。

車内はこんな感じ。特急そのまま。

6両編成のうち、最後尾を除いて全車自由席です。

座席もリクライニングシートです

終始、人はあまり乗らず、座席を倒しまくっていました

沿線は、THE 豪雪地帯。

また、とにかくずーっと山の中。スイッチバック駅もありました。

 

ゆったり過ごしながら長野に到着。

 

この日の宿は長野ですが、

ホテルに荷物を置いてすぐに出発。

 

向かった先は長野電鉄長野駅

 

そしてこの電車は…

 

JR東日本成田エクスプレスでおなじみ

長野電鉄2000系『スノーモンキー』です!

大きく、サルの写真が貼り付けられています。

車内の様子。

長野電鉄では運賃+100円で特急に乗れます。

すごいゴージャス。

ロマンスカー『ゆけむり』にも乗ってみたかったなぁ〜。

 

B特急なので、さほど速さを感じることなく、須坂で下車。

そして…

長野電鉄屋代線に乗車します。

車両は元営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線の車両です。

 

長野電鉄屋代線は、長野電鉄長野線の須坂から分岐し、

しなの鉄道と接続する屋代までの24.4kmを約40分で結ぶ

全線単線のローカル線です。

国鉄時代には屋代駅を介して東京方面から急行が乗り入れるなどしていましたが、現在は昼間に90分おきに2両編成の普通列車が走るのみとなっています。

 

※旅行後の3月25日、廃止届が国土交通省に提出され、

来年、2012年3月31日限りでの路線廃止・バス転換が正式に決定しました。

 

実際に乗ってみると、平日の夕方であるにも関わらず乗客はまばらで、

廃止は止むを得ないのかな…とも思ってしまいましたpict:yellow8

時間の都合上、途中下車はかないませんでしたが、

歴史を感じさせる立派な木造駅舎をもつ駅が多かったです。

 

終点、屋代駅では撮影する時間がありました。

 

木造の待合室。

 

 

廃止前に訪れることができてよかったです。

 

屋代駅前。

 

しなの鉄道線の駅名板。

向かいのホームに湘南色リバイバルの169系が!

 

ここからはしなの鉄道線で長野まで一直線。

115系でした。

夕方長野に着いてからのミニ周遊旅行は、私鉄利用のため

青春18きっぷが使えたのは最後、篠ノ井線篠ノ井〜長野だけでしたが、

十分に行く価値のある旅でした。

長い2日目は完全に鉄でした…

 

晩ごはんは戸隠そば。

本場はおいしいね。

 

駅ビルが20時に閉まることに衝撃を受けながら、

宿へと戻りました(^^;

 

ちなみにこの日の宿は屋上に小さな露天風呂付き。

寒さに震えながら外に出てみると

空から大粒の雪が。

 

さすがにカメラは持ち込まなかったのですが

照明に照らされながら舞い降りてくる雪がなんとも幻想的で、

この時ほどテンションが上がったことはありませんでした。

 

 

3日目 最終日に続きます。