学生時代の北海道・東北大旅行の8日目。
この頃の新潟の115系には比較的古参車も残っていたのでした。
東三条駅に到着。
切り欠きホーム0番線からの出発です。
当該のL12編成は耐寒耐雪型の1000番台ですが、
キムワイプ塗装でリニューアルはされていません。
ということで、モケットは違えど車内は原型の
セミクロスシートとなっています。
もう夕方になろうかという時間ですが、
夏休みなので乗客は少なめです。
20分弱で越後線とのジャンクション、吉田に到着。
吉田駅にて。中線には湘南色に復元されたN2編成が停車中。
ワンマン改造された2両編成の115系Y編成が運用されています。
察しの良い方はお分かりでしょうが、
2両編成ということで先頭車化改造車。
非常にマニアックな車両です。
側窓にRがついていますので種車は古い0番台です。
先頭車化改造車として500番台に区分されています。
仲間はかつて広島・山口にもいました。
車内もかなり独特で、ドアは鋼製で内側も塗られている貴重なもの。
運転室との区切りもざっくりしていて見通しの良いものです。
天井には扇風機が残り、座席の持ち手も○型で
初期車そのものの車内です。
弥彦行きは吉田からわずか8分の乗車時間です。
終点の弥彦駅に到着。
彌彦神社の最寄り駅で、駅舎もそれっぽい造りになっています。
せっかくなので参拝してきました。
弥彦駅から徒歩15分ほど。
弥彦駅に戻り、ワンマン編成で吉田へ。
えちごトキめき鉄道に譲渡される残りのE127系で置き換えられ、
2015年3月改正で運用離脱しました。
吉田17:39→新潟18:37 越後線 新潟行き
N15編成ほかの6両編成。
越後線で新潟へ戻ります。
夏とはいえ、日が沈んできました。
新潟駅万代口駅舎。この視点の横には特徴的なバスターミナルが広がります。
この旅で乗る列車も残り1本。
最後に晩飯を探しに新潟の街を少しぶらり。
このときすでに話題になっていた
万代シティバスターミナルのカレーを求めて万代シティへと向かいましたが、
閉店間際でかなりの混雑…
ということで、他のB級グルメを探し歩き、
これにしました。
『みかづき』のイタリアン。
スパゲティのようですが焼きそばです。面白い。うまし。
新潟駅へ戻り、撮影タイムです。
新潟駅にはあまり顔を出さなくなります。
E653系の特急『いなほ』。この1年ほど前までは485系でした。
新潟生え抜きの115系は淘汰されていきました。
サボが使用されていました。
最後に乗車する列車はこちら。
新潟21:00→柏崎22:32 快速『らくらくトレイン信越』直江津行き
快速『くびき野』に自由席中心であるのに対して
夜間に運転される着席定員制のライナー的列車です。
乗車整理券は310円。この券によって着席が保証されますが、
この列車は半室設定されているグリーン席も解放され、
普通席と同額で乗車できる点が『くびき野』と異なります。
普通席と明らかに異なる分厚い座席。
これに差額なしで乗車できる乗り得列車です。
改札口目の前の1番線から発車。
夏休みでない平日はサラリーマンで混雑するのでしょう。
もう乗ることはないのかもしれません。
快適座席での1時間半はあっという間でした。
定刻通り、柏崎に到着。
この日の運用を終えた115系がたくさん留置されていました。
長野からの転入車、リニューアル車などカラーバリエーションが豊富です。
北海道&東日本パスを使い切り、
深夜の柏崎駅前から、本当の最後の乗車は深夜バス。
南海高速バス 大阪行き
長旅の最後。ふだんは寝れない高速バスも爆睡。
ふだんは往路にしか使わない高速バスを復路に使いました。
朝方に家に帰るのが新鮮でした。
こんな長い長い旅、もう出来ないんですよね。
とても良い経験になりました。
少し前のお話なので、なつかしいなと思っていただけると幸いです。
長々とお付き合いありがとうございました。
まとめ
旅行期間 8泊9日 (うち車中3泊)
乗車した列車の本数 61本(大阪〜柏崎)
総移動距離 5505km (大阪起点・旭川電軌バス除く)
次回からはまた別の旅行記をUPする予定です。
お楽しみに。