JRダイヤ改正特集③
2011年3月12日 九州新幹線の全線開業をはじめ、
JR各社で大きなダイヤ改正がありました。
私のわかる範囲で、どのような変化があったのか
数回に渡って特集記事としてまとめてみました。
(主に関西エリアについて)
まずは今回、JR西日本アーバンネットワーク管内から
地元に一番近い
『本線』といわれる新快速の走行エリア
「新幹線では九州新幹線(鹿児島ルート)の全線開業にあわせた山陽新幹線との相互直通運転の開始、在来線特急では大阪・京都と近畿地方北部を結ぶ特急への新型車両の投入、アーバンネットワークでは新しい大阪駅「OSAKA STATION CITY」開業などに向けた輸送改善を中心とするもの」としていますが、果たして…
※3月上旬に編集した記事です
せっかく長文を書いたので、載せておきます
他線区と比べれば大きなダイヤ変更はないように思います。
①土休日の『新快速』をすべて12両で運転。
223系1000・2000番台と225系0番台で12両または8両で運転されている『新快速』。
ダイヤ改正後、土休日の『新快速』は全列車が12両での運転となり、
平日に関しても12両で運転される列車が大幅に増えます。
京阪神間では常に混雑しているので、増結されて
着席できる機会が増えることでしょう。
滋賀県内で『新快速』の停車駅がひとつ増えます。
また、在来線で岡山方面へ向かうのは若干、不便になります。
主に昼間時間帯、相生駅で岡山行きに連絡する列車が
『新快速』播州赤穂行きから、姫路からの『普通』播州赤穂行きに変更となります。そのため、山陽本線経由で岡山へ抜けるには姫路と相生で2度の乗り継ぎが必要になります。
姫路〜相生は普通と新快速の運転時間が入れ替わる形になります。
運転本数はあまり変わらないようですが、
乗り継ぎ需要のある列車の方が結果的に減車となります。
223系8両⇔113系4両
18きっぷシーズンは注意が要りそうです。
昼間の運行形態が少し変わります。
③昼間時に宝塚方面から大阪駅直通の『快速』を増発。
大阪直通は確かに増えますが…
表でまとめると
【改正前】
・篠山口〜新三田〜宝塚〜尼崎〜大阪『丹波路快速』(2本/h)
・ 宝塚〜尼崎〜東西線方面『快速』(4本/h)
・ 新三田〜宝塚〜尼崎〜大阪〜高槻『普通』(4本/h)
計10本/h
【改正後】
・篠山口〜新三田〜宝塚〜尼崎〜大阪『丹波路快速』(2本/h)
・ 宝塚〜尼崎〜大阪 『快速』(2本/h)
・ 新三田〜宝塚〜尼崎〜大阪〜高槻『普通』(4本/h)
計8本/h
空気みたいなので本数から除外しましたが
JR東西線直通の快速は基本、塚口or尼崎発着になり、残ります。
※塚口はこれ以外の『快速』は通過
東西線直通を示すピンク帯の宝塚行きは昼間は姿を消す
要点を整理すると
・空いた時間に宝塚〜大阪の『快速』を設定
・結果的に尼崎に出る快速は6本/hから4本/hに減便
・宝塚方面からの東西線直通はなくなり、尼崎駅での乗り換えが必須に。
車両の面では、
『丹波路快速』のほとんどが、これまでの4両から8両に増結されます。
ほとんどの『丹波路快速』は223系6000番台MA編成で、221系6両も少数ながら入るようです。
宝塚までの快速には、207系7両の他、221系・223系6000番台MA編成など様々な車種が入るようになったようです。
今回の最後にもう一つ。
尼崎からJR東西線・おおさか東線・大和路線経由で奈良とを結ぶ
『直通快速』の車両が変更されました。
写真の223系6000番台MA編成8両(3扉)から、207系の7両(4扉)になります…
北新地駅に設置されたホームドアによるものです。
地下に入る223系、奈良に来る223系も見納め。
せっかくのダブルパンタも用事がなくなります…
霜取りにでも使うかな?
主に昼間時間帯についてのみですが、まとめてみました。
他線区についても次以降の記事で見ていきます。