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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

381系特急やくも号で行く松江/出雲。【やくも・木次線2019①】

少し前の旅行記です。

2019年9月、381系特急やくも号で山陰に行ってきました。

一泊二日の旅行、初日は山陰行くならここへ行け!

な、メジャーな所を巡りました。

境線や一畑電車にも乗車しますよ。

 

 

2019年9月6日(金)

 

岡山 8時05分 → 米子 10時15分 伯備線 特急やくも3号 出雲市行き

 

岡山駅から特急『やくも』に乗車します。

もうじき引退ということで今や話題となっている国鉄型車両、

381系特急型電車での運転です。このときは、この先5年も走ってるなんて

思わなかったものです。

当時、『新幹線&やくもスーパー早特きっぷ』なる格安企画乗車券が

発売されていて、これはチャンス!と乗車しました。

特急『やくも』の乗車は2回目。

 

jetstream7006.hatenablog.com

この時以来だったんですが、特急『やくも』号の車内の様子等もこちらのリンクの

記事を参照してください。

撮影データに破損が生じていて、ろくに写真が残っていないのです。とほほ。

 

 

というわけで、2時間10分ほどで一気に鳥取県は米子に到着。

米子駅も橋上駅舎化で今は少し姿が変わっていますね。

 

 

JR境線に乗車します。

沿線が、漫画家水木しげる先生ゆかりの地ということで、

境線は代表作である妖怪漫画『鬼太郎』一色となっています。

米子駅は切り欠きホームの0番(霊番)のりばから出発です。

 

 

JR境線の旅

0番(霊番)のりばには妖怪モニュメントがたくさん。

境線の全駅には妖怪の副駅名がついていて、

米子駅は、ねずみ男駅となっています。

 

米子 10時37分 → 境港 11時22分 境線 普通 境港行き

 

乗車する列車は、ねずみ男列車。

境線で運用されるキハ40形には『鬼太郎』のキャラクターがラッピングされています。

 

ラッピングは外観だけでなく、車内にも。

天井や座席モケットまで、『鬼太郎』一色です。

車内アナウンスまで、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』キャラクターが担当します。

 

後藤駅に隣接する後藤総合車両所の横を通過します。

 

JR境線は、米子駅から境港駅までの17.9kmを結ぶ路線。

滑走路を迂回する米子鬼太郎空港周辺を除いて、北東へ路線がまっすぐのびています。

起終点含め16の駅があり、JRの地方路線としては比較的駅間距離が短いです。

後藤駅まで、工場への入出場のため電化されている以外は非電化であり、

主力車両はキハ40形。性能が良くないため速度が出ず、距離の割に所要時間のかかる

路線でもあります。細かく駅が設けられていて、利用者は少なくない印象。

一部時間帯を除いて、1時間に1本程度の列車が運行されています。

 

 

終着の境港駅に到着。

港の灯台のような駅舎です。

隣接する港からは、隠岐の島への航路が発着します。

 

駅舎の前では水木先生が漫画を描いていらっしゃいます。

 

駅前より続くメイン道路は、『水木しげるロード』と名付けられ、

鬼太郎などのキャラクター像が至るところにあります。

 

境港駅 11時55分 → 松江城 12時51分 境港松江シャトルバス 松江行き

 

散策もそこそこに、境港をあとにします。

直行の路線バスで松江へ。

 

 

バスは、中海に浮かぶ島を経由し、ショートカットして松江を目指します。

渡っているのは江島大橋

 

江島大橋は、『ベタ踏み坂』としてメディア等で取り上げられ有名になっている橋。

江島へ降りていくアプローチ勾配は最大6.1%となっています。

 

自然豊かな大根島を経由。

路線を通して景色のきれいな路線です。

 

観光の移動に大変便利な路線だったんですが、

境港松江シャトルバスは2021年3月末で路線廃止となっています。

 

1時間ほどで松江に到着。

松江城の近くで下車しました。

 

松江城は石垣がすばらしい。

 

本丸もちょっとだけ見学。

天気に恵まれ、すごくきれい。

 

お堀を行き来する船が画になりますね。

 

50分ほど散策して、観光ループバスに乗車。

一畑電車の始発駅、松江しんじ湖温泉駅へ。

 

列車の出発まで時間があったので、宍道湖のほとりへ。

 

日陰で少しひとやすみ。

 

 

一畑電車出雲大社へ。

松江しんじ湖温泉 14時16分 → 川跡 15時04分 一畑電鉄 普通 電鉄出雲市行き

 

右側の電車に乗車。

元京王5000系である2100系電車に揺られます。

塗装は自社の旧型車両、デハ二50形をイメージしたものだそう。

デハ二50形は出雲大社前駅に保存されています。

 

気持ちいい天気の中、宍道湖の北岸を駆け抜けます。

 

川跡 15時07分 → 出雲大社前 15時18分 一畑電鉄 普通 出雲大社前行き

 

北松江線大社線の接続駅、川跡で乗り換えた電車は

元東急の車両である1000系。中間車を先頭車化していてよくわからない顔に

なっていますが、しまねっこ電車とされています。

 

 

はい。来るしかないでしょう、出雲大社です。

島根県に行けば吸い寄せられるように行ってしまいます。

県外で一番多く行っている寺社な気がします。

 

荘厳な参道を通り抜けて、お参り。

 

御本殿の裏にあるうさぎ(の像)とたわむれるのが楽しかったりします。

 

名物、神楽殿クソデカしめ縄大注連縄

昔は小銭がいっぱい挟まっていましたが、

ふさわしくないことが周知されたのか、最近見ませんね。

 

参拝ピークの10月を目前としているからか参拝客は少なめ。

ゆっくりまわることができました。

 

 

 

歩いて13分ほど、稲佐の浜へ。

 

こんな感じの砂浜が広がっていまして、

 

そこにぽつんとあるのが、弁天島

岩じゃなくて島なんですね。

光の加減で見えませんが、鳥居も立っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと、路線バスで出雲市駅へ向かい、出雲市駅近くのホテルにチェックイン。

 

 

 

 

さみしい温泉旅行

ホテルで少し休憩した後、ふと思い立って、とある場所へ向かうことに。

山陰本線普通列車に乗車。

 

やってきたのは、名湯 玉造温泉です。

 

が、駅までやってきたものの、温泉街への行き方をよく調べておらず。

バスの乗り場が分からず、一応乗ろうと目星を付けていた路線バスに

乗り遅れてしまいました。

こうなりゃ歩くしかない。

 

 

めっちゃ暗い。

この写真の場所はまだ街灯がありますが、

街灯ないところはほんとに真っ暗で、めちゃめちゃ寂しい。

 

歩いて20分ほどでようやく温泉街が見えてきました。

 

川が流れていて、その両岸に温泉旅館があって、お店がある感じ。

ですが、時間が時間(20時半)で、誰も外を歩いていません。さみしい。

 

川に降りてみました。

川岸は整備されて水辺を歩けるようになっています。

誰もいない。さみしい。

 

 

 

昼間に来たら楽しいんだろうな。

このライトアップだけが心の灯火。

 

 

高級そうな温泉旅館ばかりで、外湯がない…

とか思いながら歩いていたら、『ゆ~ゆ』というスパ施設を見つけて

とりあえずさくっと入浴。

普通によかったです。

 

帰りは時間的に元からバスもありません。

またあの暗い道を歩いて帰るのか…などと思って、この写真を撮った辺りで

さみしさが限界を突破して、目に入ったのがタクシーの営業所。

 

 

人生で初めて自発的に

タクシーを利用しました。

 

 

タクシーってめちゃめちゃ便利な乗り物だなおい。

 

 

帰り道、ダイヤが少し乱れていて、

乗車したヨンナナが空中分解しそうなくらいぶん回していたのを覚えています。

 

 

2日目に続きます。

次回、観光列車『奥出雲おろち号』に乗る。 お楽しみに。