Local bound for…

各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

SLばんえつ物語号に乗る。【新潟・福島・山形の旅2019③】

2019年夏の旅行記、2日目の後半戦です。

 

JR只見線を乗り通して会津若松駅に到着。

これでもおなかいっぱいですが、この日はメインがもう一つ。

磐越西線の観光列車、『SLばんえつ物語号』に乗車します!

 

 

2019年8月18日(日)

 

会津若松駅。駅近くのお店で喜多方ラーメンを食べたあと、駅に戻ってきました。

 

 

郡山~新津を結ぶ磐越西線にあって、磐越西線だけで見るとスイッチバック構造に

なっている会津若松駅

2番線にはすでに列車は入線していました。

 

 

会津若松 15時25分 → 新津 18時40分 磐越西線 快速『SLばんえつ物語』 新津行き

 

C57 180号機牽引の ばんえつ物語号。

いやあ、かっこいい!

この年、運行開始20年を迎えていました。

 

 

運転室。

真夏の運転は、それはもう暑いでしょう、がんばってください!

 

 

客車の行先表示も20周年特別仕様に。

なお、列車は当初、新潟駅まで乗り入れていましたが、

新潟駅の高架化を機に2017年の運行を以て乗り入れを終了しています。

 

 

客車は専用の12系客車を使用。この日の客車は6両編成でした。

普通車指定席を予約してあります。

 

この日の編成の内3両が普通車指定席。

大正ロマン風に改良されています。

赤い絨毯のような座席がいいですねぇ。

 

こちらは2枚上の写真の車両の車内。

一両まるっと側面展望車となっていて座席はなくフリースペースとなっています。

見えるように郵便ポストが設置されていて、切手を貼って郵便物を投函すると

列車オリジナル消印が押されて配達されるようです。

 

その他、新津行きで先頭となる7号車はグリーン車と展望室。

新津行き最後尾となる1号車は子供用フリースペースを備えた展望室となっています。

1号車のフリースペースは、磐越西線沿線に生息する動物になぞってオコジョルームと名付けられています。

7号車の展望室はグリーン券を所持する乗客専用となっています。

売店は5号車に設置。

 

 

15時25分、定刻通り会津若松駅を出発しました。

 

さすがに夏休みの観光列車とあって、ボックス席では3人の家族連れと相席と

なりました。が、邪険に扱われることはなく一緒に居てくれました、

ありがとうございました(笑)

 

 

喜多方まで、しばらくは平地を走行し、沿線には田んぼが多いです。

 

少しずつ勾配を登っていきます。

先頭機関車からの煙が見えるのがSL列車ならではです。

 

 

この列車の見開き乗車パンフレット。

時刻表や牽引機であるシゴナナの図解があり、SLの仕組みがわかるようになっています。

最後のページには記念スタンプを押すスペースがあり、4号車展望室で押すことができて記念になります。

 

 

喜多方を出て、次の山都駅との間に有名な橋梁である

一の戸川橋梁があります。

写真を撮ったはずなんですが、データ破損により消えてました…

 

 

 

列車は阿賀川に沿って走り、時折トンネルを走行します。

大正ロマン風の客車車内はトンネル内の雰囲気がいいです。

 

 

会津若松から約1時間。

三つめの停車駅、野沢駅で機関車の調整のため10分ほど停車します。

 

ホームからはみ出して停車するシゴナナ。

姿が見られるようにホーム先も解放されていました。

運転室付近では何やら行列が。

 

運転室に入って写真を撮らせてもらえるようでした。

なんていい列車なんだ。

 

客層は若い鉄道ファンから家族連れ、老夫婦まで本当に幅広かったです。

 

 

 

 

 

 

 

車内販売でアイスを購入しました。

あの、シンカンセンスゴクカタイアイス です。

保存方法が同じなのか、こちらもカチコチ。

 

風光明媚な磐越西線

会津若松~新津間には、森と水とロマンの鉄道という愛称が付けられています。

 

 

力強く列車を牽くシゴナナが見えます。

 

 

会津若松から約2時間。

5つめの停車駅、津川では給水作業のため、15分間停車します。

ちらっと見えていますが、待合室がオコジョ。

オコジロウ』というキャラクターで、『ばんえつ物語』のキャラクターともなっています。

 

乗客たちはまた先頭のSLのもとへ。

 

 

おぉ。炭水車へ給水が行われています。

 

 

 

 

 

 

整備士さんかっこいい。

車齢70年を超える機関車を整備して運行している整備士さんには本当に

頭が上がりませんね。

 

ここでも先頭から写真が撮れ、大賑わいです。

 

 

時刻は17時半を回り、陽が落ちてきました。

 

客車はしっかりリニューアルされていますが、

こういうところに国鉄みを感じてしまいますよね。

 

 

夕方の磐越西線をひた走ります。

 

 

川沿いを走行する区間が多いので、これからは展望室で過ごすことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新潟県に入り、阿賀川阿賀野川へと名前を変えます。

 

思い思いに過ごす乗客。

4号車フリースペースには若い乗客が多かったです。

家族連れはオコジョルームでしょうか。

 

 

馬下(まおろし)駅より先は阿賀野川を離れて平野部を走行します。

新潟市の隣、五泉市の中心駅、五泉が最後の停車駅。

『ばんえつ物語』、最後の力走です。

 

そして列車は新津駅へ。

 

 

3時間15分の旅路を終え、終着、新津に到着しました。

 

 

新津駅では新潟地区のキハ47と共演。お疲れ様でした。

良い旅を演出してくださったクルーの皆様、ありがとうございました。

最高の列車でしたよ。

 

 

旅を締めくくるには少し早いので、乗り鉄延長戦。

となりに停車していたヨンナナに乗車します。

夜の国鉄型キハの旅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新津 18時54分 → 新発田 19時28分 羽越本線 普通 新発田行き

 

鼠ヶ関行きのサボが付いていましたが、

新発田まで1往復してから鼠ヶ関に向かうようです。

 

翌年のダイヤ改正で新潟地区のキハ40・47は引退が噂されていたので、

少しでも長く乗っておこうということで。(次の日も乗ります)

 

 

構内の広い新津駅を出発。

 

羽越本線の起点にあたる新津~新発田間は、新潟駅を経由しないために

旅客流動から外れたローカル区間となっていて、乗客は少ないです。

かつて寝台特急日本海』で通過したことはありますが、

日中の列車に乗るのは初めて。

 

 

列車は3両編成ですが、ほとんど乗っていません。

帰宅時間帯なので、平日には利用が多くなるのでしょうか。

 

 

かなりゆったりとした列車でした。

 

 

約35分で新発田駅に到着。白新線と合流します。

 

 

新発田 19時31分 → 新潟 20時17分 白新線 普通 吉田行き

 

その白新線に乗って、今宵の宿がある新潟へ。

 

 

 

新潟駅万代口のスイッチバック式バスターミナル。

 

新潟駅の駅ビル・周辺の再開発で、つい先日に役目を終えましたね。

 

 

濃ゆい二日目の旅が終了しました。

 

三日目も国鉄型キハの旅。

羽越本線を酒田方面へ向かい、陸羽西線奥羽本線と乗車します。

お楽しみに。