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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

京阪が5月にダイヤ一部変更。

 

タイトルの通りです。

しかし、内容は…

 

京阪は中之島線を見切ってしまったのでしょうか…

 

 

 

ダイヤ変更は2011年5月28日土曜日から。

競馬場に隣接する淀駅の上り線高架切り替えと同時に行われます。

 

公式プレスリリースはこちら

 

京阪といえば、2008年10月19日、

天満橋中之島への中之島線を開業させ、

京都 出町柳から直通する快速急行をデビューさせて、

同時にダイヤも一新。快速急行には専用の新型車両を導入し、

合わせて他の車両の塗色変更も行って

中之島線開業によって新しい京阪が生まれました。

 

しかし、その新線は思ったより客足が伸びていないようで…

 

 

今回の『ダイヤ一部変更』によって、そんな中之島線を中心に

減量ダイヤになるようです。

 

・主なポイント

淀屋橋出町柳 全線通しの特急の10分ヘッド時間帯拡大

 ということは…

②昼間の中之島出町柳 快速急行は廃止

 ということです。

③基本的に中之島行き優等列車淀屋橋行きにシフト

④大阪方は実質けっこうな減便

⑤そのほか列車種別・行先・本数の再編

 

という風に、途中からおおざっぱにはなりましたが、

書ききれないくらいの立派なダイヤ変更です。一部どころじゃない。

 

わかる範囲で詳しく見ていくと、

 

まず①・②について

京阪間直通の『特急』を毎時6本に戻しました。

昼間の京都〜中之島直通の看板列車だった『快速急行』をやめてしまったのです。

2009年9月のダイヤ改定でほんの少しの縮小がされましたが、

今回、思い切って削減されてしまいました…

快速急行のために作られた3000系は、本業の多くを失うことに。

特急運用にシフトするのでしょうか。

…となると気になるこの車両。

1編成のみ残る旧3000系の8000系30番台。どうなるのか…

 

昼間、快速急行運行時に淀屋橋行きの救済として運行されていた

淀屋橋枚方市のミニ特急も役目を終えます。

ダブった運行も合理化が図られました。

中之島に対しては京橋での特急・普通の連絡で速達性は保たれるようです。

 

また、夕方のラッシュ時に京都方面行きのみ運行されていて、

かつての特急の面影を残していた速達種別『快速特急』も

『特急』に置き換わるようです。

 

次に③④⑤について。

運行形態はほんとにガラッと変わります。

私は京阪利用者ではなくそんなに詳しくないので

発表された昼間のダイヤについてだけ触れさせてもらうと、

 

  現行ダイヤ    (毎時本数)/      変更後

淀屋橋出町柳『特急』(4本) /・淀屋橋出町柳 『特急』(6本)

淀屋橋枚方市 『特急』(2本) /

中之島出町柳快速急行』(2本)/

淀屋橋出町柳 『準急』(4本) /・淀屋橋〜樟葉 『急行』(4本)

中之島〜樟葉 『区間急行』(2本)/・中之島出町柳『準急』(2本)

中之島萱島区間急行』(4本)/・中之島萱島 『普通』(2本)

淀屋橋萱島 『普通』(4本)  /・中之島出町柳『普通』(2本)

淀屋橋出町柳『普通』(2本)  /・淀屋橋出町柳『普通』(2本)

  全24本毎時        /      全18本毎時

 

…と、こんなふうに。  変わりすぎである。

新しい運転体系は、種別が変わって停車駅の組み合わせが変わっても

おそらくだいたい古いダイヤの代替ができていて、公式プレスにも実質上の減便は

毎時6本の『区間急行』がそれだとされています。

 

それにしても、毎時6本の普通と6本の区間急行が停車していた

西三荘・門真市・古川橋・大和田。

区間急行がごっそり無くなると、あからさまに

一気に不便になってしまうのはどうかと…

 

そして今回一番の当たり駅は樟葉?

 

他にも、

中之島線のためだったはずの『快速急行』の淀屋橋行きの登場や、

交野線直通の『通勤快急おりひめ』『快速急行ひこぼし』の減便など、

受け取る人によって意見様々だと思う今回の【ダイヤ一部変更】。

 

京阪の今後に、注目です。

 

 

 

JR西日本に京阪、将来的には近鉄と、

減量改正が続きますね…

 

そういう時代なのでしょうか…