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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

【都心に近い非電化路線】久留里線乗車記。

東京や千葉からすぐ。

木更津を起点とする非電化ローカル線、JR久留里線に乗ってきました。

空を見上げれば架線のない青空。

都会に近いオアシスです。

 

 

2023年4月8日(土)

 

蘇我 15時20分 → 木更津 15時52分 内房線 普通 君津行き

 

前記事と同じ日、横浜方面から様々な路線に寄り道しながら蘇我駅へ。

209系の内房線普通列車に乗車します。

木更津までは約32分です。

 

 

木更津 15時53分 → 上総亀山 16時59分 久留里線 普通 上総亀山行き

 

木更津駅では同じホームですぐの連絡。

列車の撮影をする間もありませんでした。

大きく右にカーブして内房線と分かれます。

 

車内には沿線のおでかけスポットとまとまった路線図があります。

 

JR久留里線 路線データ

久留里線は、木更津と上総亀山を結ぶ32.2kmのローカル線。

1912年に久留里まで千葉県営鉄道として開業したのが始まりで、

房総半島を大原まで横断する計画でしたが、大原側の現 いすみ鉄道線は

小湊鐵道と連絡したため、現在に至るまで上総亀山までの盲腸線となっています。

2012年まで多様な国鉄気動車(キハ30形等)が活躍しましたが、

現在は全列車でキハE130形100番台が使用されています。

久留里までは毎時1本程度の運転ですが、2時間近く開く時間帯もあります。

 

 

 

キハE130形100番台の運転台。

単行運転もできる気動車で、乗車した列車は2両編成でした。

 

平野部の田園地帯を走行します。

JR線としては比較的駅間距離が短いのもあって列車は終始40~50km/h程度で

ゆっくり走ります。

天気が良かった午前中に比べ、空模様が怪しくなってきました。

 

木更津から17分、横田駅で上下列車が交換します。

初めて列車の外観が撮れました。

 

木更津を出発した時から、部活帰りの高校生などが多数乗車していましたが、

駅ごとにどんどん降りていって少なくなっていきます。

 

木更津から約45分。久留里駅に到着。

ここで車内は一気に空いてガラガラになってしまいます。

 

時間調整のため3分ほど停車。

終着の上総亀山まではあと3駅、10kmほどですが、

久留里線は久留里を境に利用者数が大きく違うようです。

列車本数を見ても明らかで、日中はほとんどの列車が久留里折り返し。

久留里~上総亀山の運転本数は8.5往復で、日中は5時間半ほど運転されない時間帯があります。

 

久留里を出ると車窓も様変わり。

緑の中を抜ける場面が出てきます。

引き続き田畑もありますが、地形・道のりが少し険しくなります。

 

空が暗くなり、雨が降り始めました。

 

 

 

 

 

春らしく菜の花が咲いていました。

 

数人しか乗せていない列車は、緑の中を駆けていきます。

 

木更津から1時間6分。終着の上総亀山駅に到着しました。

雨はいったん止んでくれたようです。

 

駅の少し先で線路は途切れています。

機回し線があったような配線ですが、現在は1面1線の棒線駅となっています。

 

駅舎の中から見る列車。

 

上総亀山駅の駅舎。

木造駅舎の無人駅です。

 

駅舎横には観光マップがありました。

 

亀山湖という湖があり、釣り等のレジャーが楽しめる他、

亀山温泉という温泉があり、列車から降りた数人が宿の送迎バスへ乗り継いでいきました。

 

駅前には何十年前からか時が止まった商店がありました。

 

 

ホームに停車するキハE130形100番台。ドアの黄色が目立っています。

温泉に向かって行った人以外はほぼ鉄道ファンだったようで、

駅舎や車両の撮影に勤しんでいました。

折り返し時間は16分です。

 

上総亀山 17時15分 → 久留里 17時33分 久留里線 普通 久留里行き

 

折り返し列車は久留里行き。

夕方はなぜか久留里乗り換えとなっています。

 

キハE130形100番台の車内。3扉ロングシートの構成。

キハE130形は水郡線八戸線でも運用されていますが、

それらは一部クロスシートであったり、耐寒耐雪構造があったりという違いがあります。

 

定刻で上総亀山を出発して、久留里へ。

外が暗くなってきて、車内の明かりが反射するようになってきました。

 

18分で久留里に到着。木更津行きに乗り継ぎとなります。

 

少々時間があるので駅の外へ。

駅名標がいい感じ。

見えているように久留里線ではICカードが利用できません。

 

 

木更津からの列車がやってきました。

同じ2両編成でした。

 

久留里 17時44分 → 木更津 18時28分 久留里線 普通 木更津行き

 

2編成が並びます。

右側の列車に乗車します。

 

道中、豪雨にもなりましたが、

夕方の木更津行きでも比較的利用者は多いように感じました。

席が埋まる程度の混雑で木更津に帰りつきました。

 

 

木更津に到着しました。

列車は折り返し久留里行きとなります。

 

 

以上が都会に近い非電化JR路線、久留里線の乗車記でした。

 

 

千葉の新たな顔となったE131系0番台。

 

総武快速線横須賀線の新たな顔、E235系1000番台。

 

千葉駅で千葉在住の友人と会食。

翌日もその友人と遊びました。

 

以下はおまけです。

 

 

2023年4月9日(日)

 

朝の五井駅

これが令和の光景と思えない(褒め言葉)小湊鐵道五井駅車庫。

 

 

雰囲気あるオリジナルのキハ200形の天下でしたが、

2021年よりJR東日本より購入したキハ40形が入線しています。

 

表題のJR久留里線よりもさらに都心に近い非電化路線。

小湊鐵道、いつか時間をかけて乗りに来たい路線。

ですが今回は沿線をカーシェアで借りた車で走りました。

 

 

有名撮影地の石神なの花畑。

本来、菜の花シーズン真っ盛りなのですが、

近隣の人曰く獣害で全く咲かなかったとのこと。ショック…

 

 

 

 

 

 

 

線路際にはありませんでしたが、なんとか写真は撮れました。

 

今度はいいシーズンに乗りにくるぞ。

 

 

 

その後は養老渓谷方面を満喫しました。

 

 

次回からも昨年夏の旅行記を公開予定。

お楽しみに。