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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

北東パスで行く東日本・北海道紀行【2014年8月】⑤

学生時代の北海道・東北大旅行の三日目後半です。

 

札幌から新十津川・滝川を経由して旭川に到着。

三日目の後半は、鉄道から離れて写真の町、東川へ。

そして留萌本線で増毛へと向かいます。

 

 

 

旭川駅のロータリーに佇むエアロスターM。

 

東川町へ向かう路線バスに乗車します。

 

旭川電気軌道バス 60系統 東川行き

エアロスターノンステップバス

 

40分ほどで東川町に到着。

道の駅ひがしかわ。

 

北海道上川郡東川町。ここは写真の町をうたっています。

私は高校生時代から写真を少しかじっているもので、

その時ちらっと聞いた『写真甲子園』というイベントもここ東川町が舞台。

あのとき応募しておけばよかったなー。

出場は叶いませんでしたが、全国高校総合文化祭には出展しました(プチ自慢)

そんな東川町、どんな所か気になったので足を運んだ次第です。

 

道の駅の斜め向かいにあった文化ギャラリー。

常設展を見ました。

東川町から賞を受賞した写真家のギャラリーをしていました(記憶が曖昧)

 

 

バスから降り立ったのが町の中心部だったのですが、少し周囲を散策してスナップしてみました。

 

 

 

以下、共に連れてきていたカラーフィルムで。

 

 

 

 

 

 

 

少し歩くだけで畑や農場が広がる東川町。

もう少し離れたところに行けば撮影大会が開かれているような景色があったのでしょうが、

暑さに負けてあまり歩けませんでした。

 

てことで中心部に戻ってバスに乗り、旭川へ戻りました。

 

その他の写真はFlickrをチェック。ぜひ。

 

 

 

旭川駅に戻って、昼ごはんに購入したのがこれ。

 

ジュンドッグ。旭川名物のB級グルメだそうで。

 

紙で包んであるホットドッグ型のおにぎり。

あっつあつでおいしかったです。

 

 

旭川から留萌本線への直通列車が出ていました。

 

旭川 15;30〜増毛 17;37 増毛行き普通列車

キハ54の単行での運転。

 

8月ですが、沿線の田んぼがいい感じ。(まだ函館本線)

 

深川から留萌本線へ入ります。

 

留萌本線は本線と名のつくものの、深川から増毛まで66.8kmの

比較的距離の短いローカル線。

石狩沼田まではだだっ広い平野を、石狩沼田から留萌までは峠越えの山岳路線となる。

 

深川から1時間で留萌に到着。

かつて羽幌線が分岐したターミナル駅には空き地が広がる。

 

留萌本線は現在、留萌までとなっていて、

留萌から増毛まで海岸線を走っていた区間は2016年12月5日に廃止されました。

午前中に乗った札沼線の非電化区間よりも早く廃止の噂が出て、

あっという間の廃線に。

こちらも最初で最後の訪問となりました。

 

留萌から先は海外線沿いの高台を走行。

海側の車窓は抜群に良かったです。

 

1〜2kmごとに駅があり、扉ひとつが掛かればいいくらいの

板張りホームの駅もいくつかありました。

 

増毛の港を横に見れば、増毛に到着。

 

途中に徐行区間があり、留萌から30分で増毛に到着。

海沿いの1面1線の終着駅です。

 

ホームから少し離れたところにある駅舎。

 

夏休みということもあり、まだ廃止の噂もなき頃でしたが

乗りにきたと思われる親子連れ、駅に列車を見に来た人で

つかの間の賑わいを見せていました。

 

5分ほどで列車は折り返し。

再び駅は静かになりました。

 

1本だけの線路の先にある車止め。

今までの終着駅で一番心に残った終着駅です。

 

増毛というユニークな地名ですが、アイヌ語への当て字で、

マシケはカモメのある処という意味だそう。

 

 

時刻は夕暮れの17時半。

次の列車まで約2時間、増毛を散策することにしました。

 

 

水平線しか見えない日本海

 

 

 

おなかがすいたのでとあるお店へ。

食べ物ののれんがあったものの、食堂ではなさそう。

カウンターに座り、海鮮ラーメンを注文すると、「具材を切らしちゃってるから素ラーメンでもいいかい?」という。

仕方が無いのでそれを注文し待っていると、自分の旅人風の風貌(大きく膨らんだリュックとカメラ)を見て、同じくカウンターで酒を飲んでいた常連客風の男性(初老)が話しかけてきた。

老人、とまではいかないがとにかく老けて見えたその男性は、

「どこから来たの?」と聞くので、「兵庫から。鉄道であちこち廻っています」

と答えると興味を持ったらしく、旅についてと、自身の旅経験について話してきた。

覚えているのは、その男性が本州出身であったことと、道内であればいろいろと行ったことがありその中で「稚内に行くと北方領土が見えるからいい」ということ。

今回は残念ながら稚内に寄る予定はないが、「その近さに驚く」から行ってみればいいということだそうだ。

時たま店主も交えながら、素ラーメンをすすり1時間ほど話をしただろうか。

不思議なお店をあとにしたら、すっかり日が暮れていた。

 

 

駅の横の明らかに古そうな建物。

 

 

 

誰もいない駅に戻ってきました。

 

 

 

増毛 19;44〜深川 21;08  深川行き普通列車

留萌まで乗客は一人だけでした。

留萌本線のキハ54は一部がロングシートに改造されていました。

 

深川駅に到着。

函館本線に乗り換えですが…

 

人身事故の影響で特急列車が遅れていました。

 

深川 22;09〜旭川 22;36 旭川行き普通列車

旭川行き普通列車は滝川始発ということで定刻でやってきました。

夜の赤電を堪能。

 

本日3回目の旭川駅

夜行列車で到着した朝6時から始まった長い一日が終わりました。

 

 

駅前の東横インで宿泊。

宿のためだけに旭川に来まして、明日は『日本一長距離の普通列車』に乗車します。

その模様は次回。