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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

北東パスで行く東日本・北海道紀行【2014年8月】①

お久しぶりです。

件の某ウイルス感染症が蔓延し、外に容易く出られない(でも仕事には行く)

日々が続いている今日この頃…

 

嘆いてばかりも居られないので、

ここからは私の学生時代最大の鉄道旅行記をお送りします。

 

 

時は2014年8月15日〜23日。車中泊三回の5泊9日をかけて、

東北地方から北海道にかけてのJR線にひたすら乗る旅行です。

(もちろんお金はないのでほぼ普通列車)

就職活動を終え、バイトもそれまでに辞めていたので完全フリー。

就活前は土日に必ずバイトがあったため週末には帰ってこなければならず、

念願の長い長ーい旅行でした。

 

 

青春18きっぷ北海道&東日本パスをお供に出発です!!

 

 

 

 

 

最寄りを始発で出発。6時までに大阪駅に到着。

 

初日は東海道東北本線経由で一気に仙台まで向かいます。

しょっぱなからめちゃくちゃハード。

 

大阪駅5時55分発 快速 長浜行き

早朝なので新快速はありません。

在来線の長距離ラン、スタートです。

 

米原からJR東海へ。

普通列車の大垣行きは311系

県境の閑散区間は朝ラッシュでも余裕で着席ができました。

 

大垣から新快速に乗り換え、名古屋を素通りして

一気に豊橋に到着。右に写る311系の浜松行きに乗り換え。

ここから先は全て未乗区間となります。

 

大阪を出て早くも4時間半が経過しました。

無心に景色を眺めながら東へ進んでゆきます。

 

 

薄々感じてはいましたが、青春18きっぷ期間中の在来線は長距離旅客がグンと増えるようで、

加えてお盆の真っ只中ということで、一番混む時期だったようなんですね。

通勤時間帯だった名古屋近辺はともかく、その後も一向に座席にありつける気配はありません。

 

浜松からは211系の普通列車クロスシート車両も一旦ここまでで、

静岡地区はロングシートだけの車両となります。

編成両数もさらに3両と短くなり、混雑に拍車がかかります。

この区間が一番つらかったと今でも覚えています。

 

興津行きとありますが静岡で乗り継ぎ、沼津へ。

 

細切れになっている運転系統をそれぞれ10分強の乗り継ぎ時間でリレー。

昼食をとる間もなく進んでいきます。

東海区間最後の列車で熱海へ。

 

熱海 14時18分発 東京行き

大阪を出て8時間、JR東日本区間に突入です。

 

編成も一気に15両となり、5時間ぶりに着席できました。

 

同じく熱海駅にて、乗り換えを急ぐ人たち。

ふと撮れた好きな写真です。

 

東京行きの列車は海沿いの丘陵区間を走行します。

根府川辺りの景色は抜群でした。

 

品川の操車場跡地を通過。

 

オフィスビル群の谷間を走行するようになるとすぐ東京です。

 

16時02分。大阪から10時間で東京に到着。

在来線でこんだけ移動したってだけでも感慨深いのですが、

仙台までの道はまだまだです。

 

当時は上野東京ラインの開通前。

上野まで京浜東北線で移動です。

 

上野駅に到着。

 

ターミナル感がすごい。

北へ向かう玄関口のオーラがそこにはあり、圧倒されました。

 

『ふるさとの訛なつかし停車場の…』

上野駅地平ホーム15番線の車止めには、石川啄木の歌碑がありました。

 

かつては長距離の特急列車やらが発着していたであろう、

上野駅のホームに佇むことができて、

それだけでもよかったです。

 

東北本線の宇都宮行きに乗車して、移動を再開します。

 

今度は帰宅ラッシュの時間帯に差し掛かってきて、列車は再び混雑し始めます。

 

宇都宮駅からは湘南色(?)の205系に乗車。

2本しかいないという埼京線から転出の原型顔の編成に当たりました。

そもそもこの区間205系に乗車すること自体が違和感なのですが。

 

閑散区間用ということで編成は4両。扉には半自動扱い用のボタンが付いていました。

黒磯まで、車内は終始混雑していました。

 

黒磯からは交流電化区間

黒磯〜郡山〜福島は、2本続けて719系0番台でした。

もう外は真っ暗。

夜も深くなってくると乗客も少なく、

719系クロスシートでゆったり。

途中、踏切の安全確認がありましたが、行程には影響ありませんでした。

 

本日最後の列車は福島21時53分発の仙台行き。

701系E721系の混結でした。

迷わずE721系の方に乗車。

 

23時15分。時間通りに仙台駅に到着。

大阪から17時間、900km超の移動を完遂しました!!

 

 

【おまけ】

 

少し待てば『北斗星』が来るということで…

 

来ました。

 

かっこいいいいいいいいいい

EF510 500番台牽引の寝台特急北斗星』です。

統一感のある青い編成と重厚感がたまりませんね。

 

ほどなくして出発。

深夜の青い流れ星は、憧れでありました…

 

いつか乗ってみたかった食堂車『グランシャリオ』。

北斗星』乗車の計画も立てていましたが、その夢は叶いませんでした…

 

去って行くテールランプを見えなくなるまで眺めていました。

 

 

さて、宿泊は駅前の東横イン

コンビニ飯を早々に済ませて倒れ込むように就寝しました。

 

こんなにも列車に乗り続ける日があっただろうか。

翌日以降はこのような無茶はしませんが、

列車に乗り続けることに変わりはありません。

 

翌日はとある路線を経由して青森へ向かい、

最後の夜行急行『はまなす』に乗車します。

お楽しみに。