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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

宝塚線にいた3000系 最晩年の姿。

2014年6月26日。

宝塚本線で最後まで活躍していた3000系8両編成である3064Fが正雀車庫へと回送され、本線で活躍する3000系の歴史にピリオドが打たれました。

 

神戸線より最終的な在籍数が多かったため、3000系の活躍が2年長続きしました。

障害物対策の排障器(スカート)を付けた特徴的な姿で活躍した宝塚線3000系。

 

ここでは、近年在籍していた宝塚線3000系全ての編成を振り返ります。

 

 

3050×8R。 3050-3500-2184-3000-3051-3529-2085-3001

2006年11月〜2011年3月までの短期間、宝塚線で活躍。

投入経緯などが複雑且つ特殊だった異端児。

それまで今津北線で活躍しており、2006年に5000系リニューアルに使われる5100系の代わりとして、これまた5000系から抜かれた2071系を編入して宝塚本線に返り咲きました。

この編成だけ5000系更新車と同じスカートを装着していました。

9003Fの投入によって再び6連に戻り今津北線へ。そして現在は4連で伊丹線…というふうに転属を繰り返している編成です。トップナンバーゆえの扱いでしょうかpict:yellow19

 

3074×8R。 3074-3519-3561-3024-3075-3520-2191-3025

個人的には神戸線時代の思い入れが強い編成です。

2012年1月まで宝塚線で活躍し、現在は4連で箕面線で活躍しています。

 

3060×8R。 3060-3505-3555-3010-3061-3532-2188-3011

2012年6月まで宝塚線に在籍し、9007Fに置き換えられて現在は4連で箕面線へ。

意識して撮りはじめたのがこの頃で、ここから写真が増えていきます。

 

3066×8R。 3066-3509-3559-3016-3067-3510-2093-3017

2013年4月まで宝塚線に在籍。9009Fに置き換えられ、現在は4連で箕面線の専属編成です。

晩年はヘッドマーク掲出編成に抜擢されることが多かった印象でした。

 

3062×8R。 3062-3506-3556-3012-3063-3533-2175-3013

この編成も神戸線時代を思い出します。

2013年12月まで宝塚線で活躍しました。

宝塚線3000系は神戸線と違って最後まで「急行」という優等運用に充当されていました。

路線の特性もあってか、むしろ急行運用の方が多かった印象です。

この編成だけかっこいい写真がいっぱいありました。

現在は4連で伊丹線で余生を過ごしています。

 

そして、最後まで残ったのが3064×8R。

 

8連で最後に検査を通ったのも3064Fでした。

出場間もない姿。

 

1001F投入後も最後まで、分け隔てなく急行運用に充当されました。

6000系などの工事入場が相次いでおり、予備車的な存在で1001Fとの共存期間が比較的長く続いたようです。

 

大量の乗客を運ぶ8両編成の雄姿もこれで見納めとなりました。

高速走行時に唸るモーターが好きだったなあ…

 

3000系といえば、中間の2071系付随車。

これにて、形式消滅となってしまいました。

 

皮肉なもので、最後まで本線で活躍した3064Fは、支線転用なく廃車の模様です。

ですが、一生を本線でバリバリ現役で過ごせたことはきっと本望だったのではないかと思います。これまで48年間、#2090と#2190に至っては50年間、本当にお疲れ様でした。

 

 

THANKS HANKYU 3064F FOR EVER

3064-3507-2190-3014-3065-3508-2090-3015

1966〜2014