【今津北線日誌#4】
時は9月の中ごろ。
夏休みが明けて、再び多くの学生を運び始めた今津北線。
再び私も利用しているのですが、
しかし何かが物足りない。
この時がいつか来るのはわかっていたのに、
気が付けばあっという間でした。
今津北線の利用者になって7年目。
9月23日の3058Fの廃車回送をもって
ついに、3000系の方向板車が姿を消しました。
最近、このブログも更新が滞り気味でして(^^;
前回の今津北線日誌はなんと7月。
この時はまだ節電ダイヤの全容も分かっていませんでした。
特別な事情を抱えて迎えた今年の夏。
関電からの節電要請を受けて、
阪急では神戸線の昼間時間帯の普通列車の一部を6両にすることで対応。
今津北線の3000系のうち、表示幕が付いた編成が、
表示板車として孤軍奮闘していた3058Fは、本線の運用に充当されることはさすがになかったものの、節電ダイヤが実施されていた期間中、今津北線を走り続けました。
9月9日、幸いにも予定より早く節電ダイヤが終了し、運用が元通りに。
しかし、運用が元通りになったことで所要数が足りるようになったため、本格的に今津北線運用に入った3082Fに代わり、10日ごろから3058Fは運用に入らなくなってしまいました。
そして、本来の節電要請期間が明けた9月23日、
3058Fは、西宮車庫から、正雀へと帰らぬ旅へ出てしまいました…
説明が長くなってしまいましたが、
この記事では3058Fの未公開写真と共に、彼の惜別記事にしようと思います。
今年1月の3058F。甲東園にて。
武庫川を渡る3058F。
4月終わりから5月末にかけて、例の映画のヘッドマークが取り付けられ、2枚看板になりました。
ヘッドマークと行き先標識板。
映画の車内ロケはほとんどこの編成が使われました。
甲東園〜仁川にて。
仁川駅にて。
以下はとある競馬開催日に撮影。
梅田行き臨時急行との並び。
手旗による誘導で仁川駅の臨時降車ホームに停車。
…と、ここまで写真を並べてきましたが、
夏以降、3058Fを撮った写真はありません。
いろいろ、撮りたいアングルはあったのになぁ。
後悔するばかりです。
おまけに、今津北線の方向板車のもう1つの象徴。
側面の、行灯式の行き先表示です。
ブレっブレですが、手持ちがこれだけなので…
これももう見られなくなってしまいました。
自分が中学生の頃は今津北線ファミリーの9本中4本が表示板車で、板車は今津北線にとって当たり前の存在でした。3068F以降、全廃まで早かったですね…
今津北線はこれで、方向幕つき編成に統一されました。
次からの置き換えは他の路線になるのでしょうか。
板車は、伊丹・箕面線に残っています。
これも、記録は早いうちがよさそうです。
最後に、3058Fのその後ですが、
正雀へ回送されたあと、早いうちに
6350Fの余剰中間車(6850,6860)と共に
あっという間に解体されてしまったようです。
3058F、ありがとう、そしてお疲れ様。
3058-3504-3018-3069-3512-3019