2012年8月。学生時代に四国を一周した旅行記。一日目の後半戦です。
大都会松山をスルーして、さらに西へ向かいます。
次の目的地は絶景で有名なあの駅です。
松山から1時間4分。到着しました。
海に面した小さな駅。
去りゆく列車も絵になります。
ここは下灘駅。
JR予讃線の、向井原～伊予大洲のうち特急の通らない海廻り線にある無人駅です。
2014年から、海廻り線に『愛ある伊予灘線』の愛称が付けられています。
海が目前に見える風景や駅の雰囲気から青春18きっぷのポスターに掲載されたり
映画の撮影地としても使われたりしている駅です。
この2年前、2010年夏に高校の部活の撮影旅行で訪れ、
その景色が忘れられず今回、再訪となりました。
そのときの写真がこちら。
天気もバッチリ、昼と夕方の２回訪れ、夕日も最高でした。
今回は日没までたっぷり3時間の滞在です。
駅舎はこんな感じ。
開業当初からの木造駅舎が使われています。
駅舎の中にはベンチがあります。
荷物だけでも絵になる。
駅ノート。『ウッフッフ』
出札口から見たホーム。トンボが飛んでいました。
構内は花で彩られています。
ボランティアの方がお世話されているそうです。
…にしても、朝と比べて雲が増えてきました。
列車ごしの瀬戸内海。
どこからか人が増えてきました。
よく撮られるアングル。
ベンチと屋根しかないこの質素な感じが良いのです。
18時37分発 八幡浜行き。
駅は利用者があってこそ映えます。
静かな海だけが目の前に見えます。
この日は赤い夕陽は期待できなさそうです。
駅舎に灯りが点りました。
完全に日が落ちてしまいました。
駅には誰もいません。
そのぶん、静かな時間を過ごすことができました。
天気はあまり良くありませんでしたが、
この短時間でも下灘駅の色々な表情を見ることができました。
夕陽はぜひまたリベンジしたいものです。
この日の宿は宇和島。23時過ぎ到着予定で、朝5時からの長い一日です。
終着の八幡浜で下車。乗ってきたキハ47です。
キハ47形については2016年改正で予讃線の運用から臨時列車を除いて
撤退しているため、これも懐かしい光景です。
2000系の特急列車に道を譲りました。
特急課金なんて微塵も考えを持ってなかった時代です。
これに乗れば宇和島に1時間早く着きます。
先行していったのは特急『しおかぜ』。『宇和海』じゃないんですね。
当時、一日一往復だけ気動車で岡山から直通していた時代です。
これも懐かしい。
定刻で宇和島に到着。
夜行フェリー利用からのこの時間。行程が若い。
ですが、天候の影響を受けてしまいます。
続きは次回。お楽しみに。
