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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

キハ58・28撮影記

3月に行った青春18きっぷ北陸旅行の最大の目的は、定期運行する

最後のキハ58・28に会いに行くことでした。

 

旅行記として公開するには鉄分が濃すぎる(笑)ので

この部分だけ独立させて公開します。

 

写真もとっても多いです(^^;

 

 

 

その前に、なぜ会いに来たのかの説明を。

 

キハ58系気動車は、国鉄が1961年に開発した急行型気動車

駆動用エンジンが2つ付いているのがキハ58。

同じ車体でエンジンが1つなのがキハ28。

登場直後は日本全国の急行列車に使われ、電化区間の増加や、急行列車の減少などから1980年代には非電化区間普通列車用に転用されました。

国鉄がJRになり、団体列車用のジョイフルトレインに大改造されるものも出てきたが、老朽化と共に活躍範囲を狭めていきました。

そうしてキハ58の最後の活躍場となったのが高山本線の富山〜越中八尾

朝と夜、回送含め4往復だけの運用となっていましたが、

ダイヤ改正で同区間の増発社会実験が終了するため、

キハ58・28の最後の4両は3月11日をもって引退することになったのです。

そんな名車に、会いに行けずにはいられませんでした。

 

3月7日夜。富山駅

翌日は沿線で撮影をするため、夜の1往復に乗っておこうということで…

私は、動くキハ58には初乗車です。

いました。国鉄急行色は富山の夜景にもマッチしてますね。

キハ58-477 おわら風の盆風の特製HMが付いています。

キハ28-2360

2両ともに1964年製です。

あとの2両は高岡色です。

横から。

発車だいぶ前から、多くの人が乗り込んでいましたが、

なんとか座席にありつき、越中八尾へ。

ロングシート部分でしたが、感動もんです。

 

富山19時11分→越中八尾19時36分 越中八尾行き888D

 

越中八尾駅に到着。

車内の様子。

真っ暗な駅には、50人ほどのファンが待ち構えていました。

 

 

 

 

 

撮影を終えて車内に戻ると…

各ボックスに一人以上は鉄道ファン。

乗り鉄撮り鉄、音鉄…

イッパンキャクドコー?

荷物だけ置いて関取席取りなんてずるーい

 

大人気ない戦いに負け、帰りもロングシートでした

 

ご老体にムチ打ってがんばってきたキハ58。

大事に運転されているのがわかるような走りでした。

網棚のグラつきがもはや騒音と化していたのも仕方ない。

行きも帰りも、出発前の放送後に、『アルプスの牧場』がオルゴールで流れました。

サービスだったのかもしれません。

 

越中八尾20時01分→富山20時33分    富山行き893D

 

富山に着くと、早々と引き上げ、翌日に備えました。

 

3月8日。

朝のラッシュと共に婦中鵜坂駅近くのポイントへ。

すでに始発に近い時間からキハ58は動いており、我々が撮影に挑むのは

2往復目の富山行きと3往復目の越中八尾行き。

しかし、婦中鵜坂駅を出てさまよっているうちに…

おーーーーい!

富山行きは行ってしまいました…

すぐにやってくるキハ120の富山行きのみが練習となり、

30分ほど空いて本番!

線路際の田んぼのあぜ道で待っていると…

キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

2連だと少し寂しい気もしますが、なかなかうまくいったのではpict:yellow19

 

カッコイイ!

走り去っていきます。

 

最初で最後の沿線撮り、終了。

 

撮影地全景

 

速星駅に移動し、反対ホームから狙うも、ビミョー。

これに乗って富山へ戻りました。

なんとかボックスに相席させてもらって…

 

速星10時07分→富山10時23分    富山行き857D

 

反対ホームよりキハ58-477

車体、べこんべこんですね…

キハ28-2360

車庫へ戻っていきます。

およそ47年間、お疲れ様でした!

 

こうして我々も、富山を発ったのでありました…

 

少し重複しますが旅行記2日目も、この日の朝から書きますので。