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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

【肥薩線応援】九州縦断破天荒旅行記【2019年9月】①

また更新の間が空いてしまいました。

これから載せていくのは2019年初秋のお話。

九州の西側を3日間で縦断する旅行記です。

 

途中、この旅行の翌年令和二年七月豪雨災害により甚大な被害を受けて

現在も不通となっているJR肥薩線を経由しました。

被災前の雄大な姿をお届けすると共に、鉄道での復興を応援する気持ちを込めて

掲載順序を早めてお送りします。

 

まずは初日の前編。博多に到着したところから。

 

 

 

山陽新幹線岡山以西では貴重なひかり号で博多に到着。

すぐに見える800系新幹線で九州を感じ、その隣に500系

500系、いつ見てもかっこいいですね。

 

 

今回の旅行は3日間で九州の西側を縦断していきます。

使用するきっぷはJR九州の乗り放題きっぷである

『ぐるっと九州きっぷ』。

JR九州の普通・快速列車が乗り放題かつ、別途特急券を購入すれば

特急列車や九州新幹線にも乗車できる素晴らしいきっぷです。

 

 

やってきたのは福岡市営地下鉄博多駅

唐津方面へ向かう筑肥線に乗車のため、

しょっぱなからエリア外の地下鉄線姪浜までの乗車券を購入。

 

乗車したのは新型車両の305系。

最近の817系をそのまま筑肥線仕様にしたような車両です。

地下鉄線内からJR九州感全開です。

 

305系は6両固定編成。この車両で103系の6連口は全て置き換わりました。

西唐津までの直通便でしたが、やはり博多時点では満員。

盛況のまま地下鉄区間を走破、JR筑肥線に入り近郊区間で徐々に乗客を

降ろして写真の筑前前原時点で乗客はほとんどいなくなりました。

ギャップに驚いたというか系統分割されるのも納得といった次第です。

 

上手く写っていませんが、博多湾沿いの風光明媚な区間を走行。

 

海沿いを走っていたかと思えば林の中も走行します。

博多の都市地下を走っていたのと同じ列車と思えない風景です。

 

くろちゃんっていうそうです。

 

途中、103系とすれ違い。

 

3両編成が未だ現役で筑前前原以西で活躍中です。

 

松浦川を渡ると唐津の市街地に入ります。

 

博多から約1時間半、終着の西唐津に到着。

 

 

乗車してきた列車は福岡空港行きとして折り返します。

 

西唐津駅の先には車両基地が広がります。

 

西唐津駅舎。この日は職業体験の日だったようで、

学生駅員さんに乗り放題切符を見せるとかなり驚いた様子でした。

 

唐津の街の散策のため、列車より本数の多そうな路線バスで中心へ移動します。

 

中心市街地にあるバスセンターから徒歩で唐津城へ。

雨がパラつき始めました。

 

天守閣が見えてきました。

外からの入り口となる唐津湾と唐津市街地が見渡せる

絶妙な位置にありますね。

 

城のある丘を西側から上がっていくと、

本丸の入り口まで上がれるエレベーターに乗車できます。

なんと有料なんですが、時間短縮と体力温存のために課金します。

 

上まで上がったところ。

下側には係員が常駐していますが、上側には券売機があります。

下りの利用でももちろんお金がかかります。

 

のりば入り口。

 

城内は公園として整備され、天守閣に登らなくてもこの眺め。

 

すぐに天守閣の入り口があります。

 

写真はありませんが、天守閣内部は歴史資料あり、観光物産品の販売あり、とても充実していました。

 

そして天守閣上からこの眺め。

 

西向きの眺望。呼子方面。唐津市街より先は山が多くなります。

 

東向きの眺望。福岡方面。防風林として植樹された虹の松原が見えます。

 

南向き。唐津市街地が望めます。

 

登って良かった天守閣でした。

 

エレベーターが備えられているだけあってそこそこの高さにある天守から、

帰りは階段をひたすら降りていきます。

 

城下町、唐津には歴史のある建造物も多く残り、

屋敷とみられる邸宅と道を隔てる石垣も多く見られました。

 

こちらも歴史があり、広い境内を持つ唐津神社。

入り口の白い大鳥居が印象的です。

 

唐津駅に近づくにつれ飲食店・商店が多くなり、

アーケードもすごく寂れているような印象は受けませんでした。

 

 

約1時間半の滞在でしたが、ゆっくりまわればまだまだ魅力が多そうな

唐津の街でした。

 

 

次回、唐津駅に戻り乗り鉄の再開です。