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各駅停車の行先は… 鉄道旅行記中心のブログです。

北東パスで行く東日本・北海道紀行【2014年8月】⑧

北海道&東日本パスで行く

学生時代の北海道・東北大旅行の6日目。

 

この日は北見を出発し、石北本線の特別快速きたみに乗車。

室蘭本線等を経由して一度札幌に出た後、

急行はまなすで、4日間滞在した北海道を脱出する長い一日。

 

前後編に分けてお送りします。

前編、スタートです。

 

 

 

北見9:20→旭川12:20 特別快速 きたみ 旭川行き

 

本日乗車する特別快速きたみは、名前のとおり北見と旭川を結ぶ

特別料金不要の速達列車。

一日一往復運行され、特急オホーツクを補完する重要な列車です。

 

 

キハ54形500番台の車内はクロスシート

長時間乗車も快適です。

 

北見近郊の駅にはこまめに停車していきます。

通過は利用の少ない駅だけです。

 

北見から1時間、遠軽に到着。

スイッチバック駅のため、方向転換で4分間停車します。

 

広い構内。かつては名寄本線がのび、行き止まり駅ではありませんでした。

 

高速道路と並行する石北本線

 

遠軽〜上川は山間部を行く人口希薄地帯。

瀬戸瀬・丸瀬布を過ぎると、『白滝シリーズ』といわれた小駅たちと、

その先の廃駅・信号所連続区間となります。

※この2014年当時は下白滝・旧白滝上白滝駅は営業中。

 

北見から1時間40分。白滝に到着。

ここから先、峠道を越えて上川に到る区間が最過疎区間で、

4往復の特急列車と、この特別快速きたみを除き、

普通列車は1往復のみとなります。

当時、上白滝駅は営業中ですが、

2020年現在、上川までの37.3kmの間に駅はありません。

 

座席を立って、後面展望してみました。

線路が後ろへ続いていきます。

 

一面一線の上白滝駅を通過。

当時、一日一往復だけの普通列車が停車していました。

 

ここから山間部へ入っていきます。

 

奥白滝信号所を通過。

 

上越信号所。ポイント部にはシェルターがあります。

 

鉄橋を渡り、

 

急カーブを次々に曲がっていきます。

 

中越信号所。

 

難所を無事に通り抜け、上川に到着。

 

石北本線は平野部に入ります。

普通列車の本数もぐっと増えるため、特別快速きたみは旭川まで当麻にのみ停車。特急と遜色ないスピードで駆け抜けます。

 

北見から3時間8分。定刻通りに旭川に到着しました。

旭川には2日ぶりにやってきました。道東方面を一周しました。

 

昼食は旭川ラーメン

醤油ですが豚骨っぽい味、多めに浮かせた油で

いつまでもあつあつのスープが楽しめました。うまし。

また行きたいなあ。

 

旭川13:38→岩見沢15:21  岩見沢行き

近代的高架駅に入線する711系赤電。

 

窓を少し開けてみました。

もうじき引退する711系

最後にもう一度、赤電を堪能します。

 

急行列車にも使用された711系

高速向けに振られた加速性能で起動はゆっくりですが、

駅間の長いこの区間が似合っている気がします。

 

二日前に2429Dに乗車した滝川駅で、特急スーパーカムイに道を譲ります。

 

光珠内駅。稲穂がきれいです。

牧歌的な風景が広がっていた、函館本線北の末端区間でした。

 

旭川から1時間43分、岩見沢に到着。

 

ばんえい競馬の像。

 

733系との新旧並び。

ここから先の札幌近郊区間は新系列がすでに幅をきかせています。

 

 

乗り継ぎ時間があり、少し休憩。

 

 

 

岩見沢の駅舎は、役所やホール等の公共施設との複合駅舎で、

グッドデザイン賞ほか数々の建築関係の賞を受賞している優れたデザイン。

 

駅舎の前には広い公園があり、地域と一体になっている感の強い駅でした。

 

 

苫小牧へ向かう室蘭本線のホームへ向かうと……

 

 

夕方に向けて711系が連結作業をしていました。

 

幌をつなげます。

 

現塗装とリバイバル塗装、2扉と改造3扉車という対照的な2編成。

3扉編成の中間車は重量バランスがとれずに改造できなかったのだとか。

 

北海道の電車の基礎を作った功績者、711系

最後に乗りに来られてよかったです。

 

 

6日目後編は、苫小牧でこの旅2度目の北斗星迎えうち。

そして2度目のはまなすで本州へ帰る旅です。

 

続きはまたこんど。お楽しみに。